＜スタジオアリス女子オープン　最終日＞◇12日◇花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(6,504ヤード・パー72)

　兵庫県の花屋敷ゴルフ倶楽部で開催された、国内女子ツアー第4戦「スタジオアリス女子オープン」の最終日。8位タイでスタートした横峯さくらが、スコアを4つ伸ばしてトータル4アンダーでホールアウト。同スコアの全美貞(ジョン・ミジョン)(韓国)との2ホールのプレーオフを制して優勝。ツアー10勝目を飾った。

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　17番で5つ目のバーディを奪い、5バーディ・1ボギーでまわった横峯。首位のジョン・ミジョンとは1打差で「帰る準備をしていたので、プレーオフはない」と思っていた。最終組のジョン・ミジョンが18番でボギーとしたとき「テレビを見てて、パーパットが外れた瞬間は、“えっ”という感じだった。でもプレーオフがで出来るんだったら、勝ちたいという気持ちは強かった」とすぐに気持ちを切り替えて臨んだ。

　18番パー4で繰り返し行われたプレーオフ1ホール目は両者パー。2ホール目、ジョン・ミジョンはセカンドショットを6番アイアンで打ち、グリーンオーバー。対する横峯は、8番アイアンを手にしてピンの手前に2オン。左足下がりからの難しいアプローチをジョン・ミジョンが寄せきれず、手堅くパーにした横峯が優勝を飾った。

　昨年は「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ」でプレーオフで申ジエ(韓国)に敗れ、今までは「プレーオフか、勝てたらいいなという感じだった。今は気持ちだけは負けないように、勝ちたい気持ちを持っていこう」と自分の中で、気持ちの変化があったという。「賞金女王という言葉を今年は100パーセント口に出して言うようにします」とコメントした横峯。まずはいいスタートが切れた。