＜ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ　最終日＞◇10日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(6,553ヤード・パー72)

　茨城ゴルフ倶楽部・西コースで開催された、国内女子メジャー第1戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」の最終日。ポーラ・クリーマー(米国)が、1イーグル・6バーディ・1ボギーの快進撃を見せ、首位の諸見里しのぶを猛追。惜しくも1打及ばず2位タイに終わったが、ギャラリーを沸かせた。

諸見里しのぶが強豪を振り切り今季初優勝！

　「最終日は12〜13アンダーにするのが目標」と語っていたクリーマーは、いきなりチャージをかけ前半だけで4つスコアを伸ばす。10番でボギーを叩いたが、11、12、15、16番でバーディ。世界ランキング4位のプレーで首位の諸見里に肉薄した。
　
　しかし今大会勝負どころのパッティングが思うように決まらなかったクリーマー。17番ではセカンドショットをチャンスにつけるが、バーディパットはカップ手前でボールが止まってしまい悔しいパー。最終ホールの大事なチャンスもバーディパットが決まらず、打った瞬間から歩き出した。

　「17、18番では決めたかったけど、全体としては良いプレーだったので納得しています」とコメントしたクリーマー。日米通じて初のメジャー獲得はならなかったが、公言どおり12アンダーで4日間を締めくくった。「日本でプレーするのは楽しい」と応援してくれたギャラリーや、最高のコースセッティングに感謝し「秋にスケジュールが合えばまた戻ってきたい」と笑顔で会場を後にした。

　クリーマーと同組でまわった横峯さくらもこの日は3つスコアを伸ばし、トータル9アンダーでホールアウト。単独6位に終わり、賞金ランキングのトップは維持している。