＜ヨコハマタイヤ PRGRレディス 事前情報◇8日◇土佐カントリークラブ（6,228ヤード・パー72）＞

プロが使用するクラブといえば、各メーカーが入念に調整を行って用意された逸品。そんなイメージはもう古い！？ツアーで活躍する女子プロが、意外なところでクラブを購入していた。

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その一人が、昨年「ヨネックスレディス」でツアー初優勝を挙げた青木瀬令奈だ。3月1日から沖縄で行われた開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」では、「パターを1本しかもっていかなくて、会場となった琉球GCの芝とイメージが合わなくて」と、急遽パターを現地で調達。向かったのは、一般ゴルファーにもおなじみの、ゴルフ用品の量販店。購入後にもちろん調整はしたものの、数万円で手に入れたオデッセイのパターは、昨年の平均パット数（合計）ツアー3位（28.9159回）を誇る青木にも高評価だった。

青木が沖縄で自ら選んだパターは、今週の「ヨコハマタイヤ PRGRレディス」で現地に持ち込んだものの使用は見送り。ところが、そこに現れたのが大西葵。実は、大西も以前に超高級パター2本を、量販店で購入した経験があるという。

さらに、話はここで終わらない。葵の兄、大西翔太氏が青木のコーチ兼キャディを務めるつながりか、なんとそのパターを今週は葵が手にして実戦投入する予定だ。クラブを自身に合わせて調整していくのがプロだが、直感で自分に合う物を選ぶことも、またプロだ。（文・谷口愛純）