＜ヨコハマタイヤ PRGRレディス 初日◇9日◇土佐カントリークラブ（6,228ヤード・パー72）＞

昨年の賞金女王が得意とする四国で好スタートを切った。会場の高知県と同じ四国は徳島出身。その後、香川に移り住んだ鈴木愛。3バーディ・3ボギーのイーブンパーで回り、5位タイと上々の位置で週末に入る。

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「相性のいいコースなので、毎年結果はいいのですが、今年は…」と、会場入りしてからの表情はさえない。先週も最終日を単独首位でスタートしながら、序盤からスコアを崩して優勝を逃している。「先週もあんまり調子はよくなかったですし、実は風邪も引いてしまって」と鼻をすする仕草が痛々しい。

そんな状態でも、首位と4打差ながらやはり上位争いに加わるのは女王の貫禄。さらには、昨年こそ21位タイだが、2015年大会ではプレーオフに進出して惜しくも2位。16年も4位タイと、自身がいうように本大会との相性はいい。「アップダウンがあって、狭いほうがいい」と、鈴木仕様のコースでは、おもしろいように優勝争いに加わる。

難コースに加えてこの日は強風が吹き荒れたが、「風対策のショットも練習してきた」とこちらは準備が奏功。「イーブンパーでまわれたらいいと思っていたので、良かったです。後半はよく耐えました」。四国のコースは得意というが、実はこれまで優勝はない。地元に錦を。女王の週末に注目だ。