<ヨコハマタイヤ PRGRレディス 2日目◇10日◇土佐カントリークラブ(6,228ヤード・パー72)>
国内女子ツアー今季2戦目「ヨコハマタイヤ PRGRレディス」二日目。ツアー8勝の成田美寿々が、5バーディ・ノーボギーの猛チャージ。トータル2アンダー・10位タイで最終日へ進出を決め、「予選を通過できて嬉しいです」とほっとした表情を見せた。
【スイング連続写真】成田美寿々はスイングにも闘志 力感コントロールでさらにポテンシャル開花
普段は勝気なコメントで楽しませてくれる成田が、珍しく控えめなコメント。それは、ここ土佐CCは、成田にとって「苦手意識が強いコース」だからだ。
その理由は「グリーンの速いコースが苦手。今までも、3パットを量産して予選落ちしているのが多い」と、グリーン上で苦戦して、過去6回出場して3回は予選落ちとなっていた。その苦手コースで躍進を見せた大きな要因は、昨年2月から成田のパッティングコーチを務める南秀樹コーチの存在。「キャディをしないなら出ないといわれた(南コーチ)」と、成田からのオファーで、この1試合は南コーチが帯同する。
成田のパッティングについては、約1年近く掛けて「どうやってボールに圧を掛けるか、体を使ってパターを打つ訓練をやってきた。グリーンが速くなると風の影響も受けやすく、軽い球だと入らない」と、苦手克服のため改善に取り組んだ。
この日のプレーではその成果が爆発。バーディを奪った5ホールでも3〜4メートルのパットを確実に沈めたほか、「5番(パー3)のパット。ピン左横から2メートル少し。スライスするかしないかのラインを、上手く打って完璧に沈めた。アドバイスすると、その通りの球を打ってくる。あれは、本当に完璧だった」と自画自賛。「あとは、今年のテーマはライン読み。去年の後半はすでにパターができていたけど、技術とライン読みがあっていなかった。いいパターが全部はずれていたのは、上手くなった分ラインがこれまでと違ったんだと思う」と次の課題も明白。
「苦手じゃないということを、美寿々ちゃん本人にも分かってもらえたと思う(南)」と、信頼するコーチからお墨付きをもらった。しかし成田自身は、「苦手なコースなので、明日は何アンダーだすというより、パーオンを課題に、14回はマストで乗せて、パッティングは入ったら嬉しいなと思います」と、まだ少し慎重な姿勢を見せた。このまま苦手を克服して、来季は同大会でも、成田らしい強気なコメントを聞くことができるか。(文・谷口愛純)
国内女子ツアー今季2戦目「ヨコハマタイヤ PRGRレディス」二日目。ツアー8勝の成田美寿々が、5バーディ・ノーボギーの猛チャージ。トータル2アンダー・10位タイで最終日へ進出を決め、「予選を通過できて嬉しいです」とほっとした表情を見せた。
【スイング連続写真】成田美寿々はスイングにも闘志 力感コントロールでさらにポテンシャル開花
普段は勝気なコメントで楽しませてくれる成田が、珍しく控えめなコメント。それは、ここ土佐CCは、成田にとって「苦手意識が強いコース」だからだ。
その理由は「グリーンの速いコースが苦手。今までも、3パットを量産して予選落ちしているのが多い」と、グリーン上で苦戦して、過去6回出場して3回は予選落ちとなっていた。その苦手コースで躍進を見せた大きな要因は、昨年2月から成田のパッティングコーチを務める南秀樹コーチの存在。「キャディをしないなら出ないといわれた(南コーチ)」と、成田からのオファーで、この1試合は南コーチが帯同する。
成田のパッティングについては、約1年近く掛けて「どうやってボールに圧を掛けるか、体を使ってパターを打つ訓練をやってきた。グリーンが速くなると風の影響も受けやすく、軽い球だと入らない」と、苦手克服のため改善に取り組んだ。
この日のプレーではその成果が爆発。バーディを奪った5ホールでも3〜4メートルのパットを確実に沈めたほか、「5番(パー3)のパット。ピン左横から2メートル少し。スライスするかしないかのラインを、上手く打って完璧に沈めた。アドバイスすると、その通りの球を打ってくる。あれは、本当に完璧だった」と自画自賛。「あとは、今年のテーマはライン読み。去年の後半はすでにパターができていたけど、技術とライン読みがあっていなかった。いいパターが全部はずれていたのは、上手くなった分ラインがこれまでと違ったんだと思う」と次の課題も明白。
「苦手じゃないということを、美寿々ちゃん本人にも分かってもらえたと思う(南)」と、信頼するコーチからお墨付きをもらった。しかし成田自身は、「苦手なコースなので、明日は何アンダーだすというより、パーオンを課題に、14回はマストで乗せて、パッティングは入ったら嬉しいなと思います」と、まだ少し慎重な姿勢を見せた。このまま苦手を克服して、来季は同大会でも、成田らしい強気なコメントを聞くことができるか。(文・谷口愛純)