2010年にプロテストに合格した酒井。プロデビュー間もないころから、「応援してくれた地元への恩返しを」と、獲得賞金の一部をいわき市に寄付していたが、「震災があってからは、さらに力になれればいいな」との気持ちが強まった。
3年ほど前からは、「2歳下の弟が救急救命士になったのもあって。義援金ももちろんですが、人の命を助けるのに直接関わるものがいいなと思いました」と、地元消防へ医療機器のAED(自動体外式除細動器)などを毎年贈っている。
いまもなお、多くの被災者が不自由な生活と闘っている東北。酒井のゴルフで勇気づけられた地元ファンも多い。2014年に2勝を挙げた酒井も昨年はシード落ち。被災地の復興支援とともに、今季は自身の復活にも熱く取り組む。
「どうしても力が入りすぎて、空回りしてしまうこともありますが、私が頑張ればニュースにもなってくれると思うので」。ふるさとへの思いを胸にこれからも強く、強く戦い抜く。(文・谷口愛純)
3年ほど前からは、「2歳下の弟が救急救命士になったのもあって。義援金ももちろんですが、人の命を助けるのに直接関わるものがいいなと思いました」と、地元消防へ医療機器のAED(自動体外式除細動器)などを毎年贈っている。
いまもなお、多くの被災者が不自由な生活と闘っている東北。酒井のゴルフで勇気づけられた地元ファンも多い。2014年に2勝を挙げた酒井も昨年はシード落ち。被災地の復興支援とともに、今季は自身の復活にも熱く取り組む。
「どうしても力が入りすぎて、空回りしてしまうこともありますが、私が頑張ればニュースにもなってくれると思うので」。ふるさとへの思いを胸にこれからも強く、強く戦い抜く。(文・谷口愛純)