＜中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン　2日目＞◇23日◇中京ゴルフクラブ　石野コース(6,421ヤード・パー72)

　国内女子ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」の2日目。2位タイでスタートした金田久美子は、スコアは1つ落としたが我慢のゴルフで上位はキープ。首位の三塚優子とは4打差で明日の最終日に臨む。開幕から好調の横峯さくらはイーブンにまとめ、トータル1アンダー11位タイとなっている。

三塚、中盤で崩れながらも首位はがっちりキープ！

　5番で最初のバーディを奪ったが、6番でセカンドをラフからチョロしてしまいダブルボギーを叩いた金田。嫌な流れになりかけたが、8番のティグランドで友達が応援に来ているのに気づくと、気持ちに火がついた。「頑張ろうと思いました」。ここから踏ん張りを見せ、9番でバーディを奪い、前半をイーブンで折り返す。

　後半は16番までずっとパーを重ねるが、17番でセカンドショットがバンカーのアゴにつかまりボギー。トータル2アンダーでスコアを1つ落としたが、本人は「前半も後半も良く我慢したと思います。ショットが良くなかったけど、何とかパーを拾えたし」と納得のラウンドを振り返った。
　「4打差ならまだ無理な差ではないと思うので、攻めのゴルフができたらいいなと思います。スコアを伸ばしていきたいし、明日も自分との戦いだと思います」。初日のラウンドで忘れかけていた感覚を取り戻した金田。大物ルーキーが、地元でのツアー初優勝を目指す。

　横峯さくらは、中盤までスコアを3つ落としていたが、そこから巻き返しを見てトータル1アンダーでホールアウト。昨日とは逆のパターンに終わったが「前半が終わって、後半は楽しんでやろうと思いました」と考えたことがいい結果につながった。首位とは5打差だが「チャンスがあるという差ではないけど、1つでも上は目指して頑張りたい」と最終日の意気込みを語った。