<Tポイントレディス 最終日◇18日◇茨木国際ゴルフ倶楽部(6,261ヤード・パー71)>
2017年シーズンに357個のバーディを奪い、年間バーディ数1位となった藤本麻子。だが、去年までとは違い、今年は「そんなに1位を獲りたいとかはないですね」という。むしろ今年のテーマは「ボギーの数を減らすこと」だとか。
【関連写真】12年ぶりの大阪決戦!3日間を特選フォトでプレーバック
これにはある理由があった。オフの合宿を行う前に、新シーズンへの取り組みを考えたとき「あれだけバーディをとっても優勝できない。でもボギーの数を減らせばチャンスが増えてくるのでは」と思ったことからはじまった。そこで合宿ではアプローチの練習を重点的に行ったという。
「だからといって、逃げるということではありません」。ボギーを減らすことは、セーフティなゴルフをすることではないと強調する。ピンは狙っていく。その際に、難しいところへ外したときにパーでセーブするための技術を磨いているのだ。「技術がないと逃げてしまうと思う。でも、今のツアーを考えたときに、逃げたら優勝スコアには届かない」。その為には攻める。アプローチの練習は攻撃的なゴルフをしていく上で、ダメなときにパーとするための保険なのだ。
そんな準備をして臨んだ新シーズン。開幕3試合で徐々に手応えを掴んできている。「去年まではグリーンを外したときに、寄せられなくてパターを頑張ったパーが多かったけど、今年はOKの距離に付けられるようになった。だから際どいパーパットを打つことが減った分、神経をすり減らすことが少なくなった」。その分の集中力をショットに割けるようになるという、いい相乗効果となっている。
今週の「Tポイントレディス」では「ショットがあまりよくなかった」という中、トータル3アンダーの4位タイでフィニッシュ。特に、多くの選手が苦戦した最終日では、5バーディ・1ボギーの「67」とこの日全体2番目のロースコアをマークした。バーディを多く、ボギーを減らす。理想のゴルフには確実に近づきつつある。その先にあるのは、もちろん2011年の「伊藤園レディス」以来となるツアー2勝目だ。
ちなみに、このテーマにいたった理由が「バーディは放っておいても獲れるから」。涼しい顔で言ってのける様が何とも格好いい。(文・秋田義和)
2017年シーズンに357個のバーディを奪い、年間バーディ数1位となった藤本麻子。だが、去年までとは違い、今年は「そんなに1位を獲りたいとかはないですね」という。むしろ今年のテーマは「ボギーの数を減らすこと」だとか。
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これにはある理由があった。オフの合宿を行う前に、新シーズンへの取り組みを考えたとき「あれだけバーディをとっても優勝できない。でもボギーの数を減らせばチャンスが増えてくるのでは」と思ったことからはじまった。そこで合宿ではアプローチの練習を重点的に行ったという。
「だからといって、逃げるということではありません」。ボギーを減らすことは、セーフティなゴルフをすることではないと強調する。ピンは狙っていく。その際に、難しいところへ外したときにパーでセーブするための技術を磨いているのだ。「技術がないと逃げてしまうと思う。でも、今のツアーを考えたときに、逃げたら優勝スコアには届かない」。その為には攻める。アプローチの練習は攻撃的なゴルフをしていく上で、ダメなときにパーとするための保険なのだ。
そんな準備をして臨んだ新シーズン。開幕3試合で徐々に手応えを掴んできている。「去年まではグリーンを外したときに、寄せられなくてパターを頑張ったパーが多かったけど、今年はOKの距離に付けられるようになった。だから際どいパーパットを打つことが減った分、神経をすり減らすことが少なくなった」。その分の集中力をショットに割けるようになるという、いい相乗効果となっている。
今週の「Tポイントレディス」では「ショットがあまりよくなかった」という中、トータル3アンダーの4位タイでフィニッシュ。特に、多くの選手が苦戦した最終日では、5バーディ・1ボギーの「67」とこの日全体2番目のロースコアをマークした。バーディを多く、ボギーを減らす。理想のゴルフには確実に近づきつつある。その先にあるのは、もちろん2011年の「伊藤園レディス」以来となるツアー2勝目だ。
ちなみに、このテーマにいたった理由が「バーディは放っておいても獲れるから」。涼しい顔で言ってのける様が何とも格好いい。(文・秋田義和)