＜アクサレディス 最終日◇25日◇UMKカントリークラブ（6,505ヤード・パー72）＞

堂々とした立ち居振る舞いに加えて、一際負けん気が光るのが原英莉花だ。ジャンボ尾崎を師匠と仰ぎ、直伝のアプローチ術を駆使してトータル7アンダー・6位タイで迎えた最終日。

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前半は1バーディ・3ボギーと流れに乗れず、「バックナインで本当にバーディが欲しくて欲しくて。でも途中で“がめつすぎるな、冷静になろう”と」。気持ちを切り替えたが後半では15番でボギーが先行。それでも「17番でバンカーから打ったセカンドが118ヤード残って。“イイヤ”って打ったら1メートルくらいにつけて」バーディを取り返した。

結果は2バーディ・4ボギーと、スコアを2つ落としてホールアウト。トータル5アンダー・16位タイとなった。「上にいきたい気持ちが強すぎて、でもできない自分がいて、“ああ！”となってしまいました」と悔しさを全面に出していた原。

実は前日、ジャンボから電話があった。「“あいつはバックナインでバーディが獲れなくて、ビビってるのか”って。直接は話していません。代わらなくていいと言っていたそうです」師匠から愛のこもった激励を預かっていただけに、バックナインで伸ばせなかった悔しさは一際強く残った。