＜サントリーレディスオープンゴルフトーナメント　初日＞◇11日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,457ヤード・パー72)

　兵庫県にある六甲国際ゴルフ倶楽部を舞台に開幕した、国内女子ツアー第13戦「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント2009」の初日。5バーディ・ノーボギーのノ瀬優希と6バーディ・1ボギーの佐藤靖子が5アンダーで首位に立った。米国ツアーから一時帰国で参戦している宮里藍は、バーディをひとつも奪えないまま3オーバー75位タイと出遅れた。

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　10番スタートの宮里は13番でボギーが先行すると、16番でもアプローチを寄せきれずボギーを叩いてしまう。「朝は思うように体が反応してくれなかった」といい流れを呼び込めないまま折り返す。米国ツアーから帰国したばかりで、体がまだ万全ではないのか後半もフィーリングがなかなかつかめない苦しい展開が続いた。アイアンも自分のイメージの距離感を出すことができず、難しいパットを残してしまうなど、思うようなゴルフをさせてもらえないまま、3オーバー75位タイで初日を終了した。

　今週開催される米国女子メジャー第2戦「マクドナルドLPGA選手権」を欠場してまでも、所属先のサントリーの大会に出場した宮里。平日にもかかわらず、応援に来てくれた多くのギャラリーのためにもこのままでは終われない。「まだ明日まで時間はゆっくりあるので細かく修正して、明日は距離感を丁寧にしていきたい」。大事な2日目に巻き返しをはかる。

首位に立った一之瀬は「4、5番で2メートルにつけたのが大きかった」と連続バーディを奪うと、その後はプレーがラクになり、しびれる場面でもアプローチをしっかり寄せてノーボギーのラウンド。「優勝を目指してやっているので、今日は伸ばさないと優勝には届かないと思ってました」と納得のラウンドを振り返った。