ある程度の年齢になったらゴルフを離れたい。それまでにより稼ぎたい、プロとしても注目されたい。そう思うなら日本にずっといればいい。実際「私は海外では通用しないから」と。そういう考え方の選手も少なくない。
だが、より長く最前線でゴルフを続けたい、より強くなりたいという気持ちが強いなら、やはり最高峰の舞台で戦って欲しい。フィールドは厚く、ライバルは多く、結果を出すのは難しい。しかも、日本のメディアはいつも見ていてくれるわけではない。だが、故障などせず、試合に出場できる権利が保持できるなら、まちがいなく実力はつくはずだ。
タイミングが難しいのはよくわかる。だが、確実に言えるのは「もう少し経験を積んでから」「まだ早い」などと言っているうちに、あっという間に歳月は流れる。30歳になって実力をつけてからでも挑戦する気力があるのならそれもありだろう。ただ確実に年齢とともに体力は衰え、勢いが削がれていくのはまちがいない。「若くてよくわからないうちの勢い」ほど強いものはないとも言える。
人生80年を超える時代になった。先日、50歳を過ぎたローラ・デービスがツアーで優勝争いを繰り広げたように、ゴルフはより長く最前線で戦えるスポーツでもある。
どんな風にゴルフと向き合い、どこで力をつけるのか。日々に終われ、考える時間などない選手たちの忙しさもよくわかる。だが、アスリートとしての生き方をじっくり見つめてこの先を決めることも必要なのではないか。家族やマネージャーなど大人たちの思惑とはまた別に…。(小川淳子)
だが、より長く最前線でゴルフを続けたい、より強くなりたいという気持ちが強いなら、やはり最高峰の舞台で戦って欲しい。フィールドは厚く、ライバルは多く、結果を出すのは難しい。しかも、日本のメディアはいつも見ていてくれるわけではない。だが、故障などせず、試合に出場できる権利が保持できるなら、まちがいなく実力はつくはずだ。
タイミングが難しいのはよくわかる。だが、確実に言えるのは「もう少し経験を積んでから」「まだ早い」などと言っているうちに、あっという間に歳月は流れる。30歳になって実力をつけてからでも挑戦する気力があるのならそれもありだろう。ただ確実に年齢とともに体力は衰え、勢いが削がれていくのはまちがいない。「若くてよくわからないうちの勢い」ほど強いものはないとも言える。
人生80年を超える時代になった。先日、50歳を過ぎたローラ・デービスがツアーで優勝争いを繰り広げたように、ゴルフはより長く最前線で戦えるスポーツでもある。
どんな風にゴルフと向き合い、どこで力をつけるのか。日々に終われ、考える時間などない選手たちの忙しさもよくわかる。だが、アスリートとしての生き方をじっくり見つめてこの先を決めることも必要なのではないか。家族やマネージャーなど大人たちの思惑とはまた別に…。(小川淳子)