＜ニチレイPGMレディス　初日＞◇19日◇美浦ゴルフ倶楽部(6,402ヤード・パー72)

　茨城県にある美浦ゴルフ倶楽部で開幕した、国内女子ツアー「ニチレイPGMレディス」。初日を終えて有村智恵、ルーキーの森田理香子、新井麻衣の3選手が5アンダーで首位、4アンダー4位に全美貞(ジョン・ミジョン/韓国)、3アンダー5位タイに横峯さくら、古閑美保、シン・ヒョンジュ(韓国)がつけた。

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　首位発進の有村は、今季13試合を戦って「クリスタルガイザーレディス」での優勝を含む6試合でトップ10フィニッシュと絶好調。この日も出だしの2番、3番で連続バーディを奪い好スタートを切ると、5番では8メートルの長いパットを沈めバーディ、さらに続く6番でもバーディとエンジン全開。さらに1つのバーディを奪い前半を5アンダーで折り返す。

　しかし、後半にはいると一変、「ラインがかみ合わなかったり、距離感が合わなかったり、色々やって入らなくなってしまった」チャンスにはつくもののパットに精彩を欠きスコアを伸ばせない展開が続く。結局後半9ホールはすべてパー。5バーディ・ノーボギーと素晴らしいゴルフで首位には立ったものの、どこか消化不良のまま初日を終えた。

　スコアを伸ばせなかった後半のゴルフに「今日はもっと多くいきたかったんですが、流れを止めてしまって。歯がゆい感じが強い」と語った有村。それでも「今日は内容が良かったし、ノーボギーは自信になる」と気持ちは前向き。この日グリーンを外したのはわずかに2回とショットも好調で、パットの不安を修正出来れば爆発的なスコアが出ることも十分にありそうだ。「2日目、3日目とバーディをいっぱい獲って、伸ばして優勝したい」リーダーボードの上位でまわることも板についてきたプロ4年目。今季2勝目を挙げ賞金女王争いにも食い込むことが出来るか注目だ。