「初日は、だいたい5人アンダーパーが出ればいいほうだと思うくらいの風だった。強い風と、上空を回る風。アウトコースは山、谷間に風が当たり、風向きは本当に分かりづらかった。初日の風を乗り切れなければ、この大会での優勝はない。本当に耐える1日で、イーブンパー以内の人は本当にナイスプレー。鈴木さん、ソンジュさんの二人とも、そこをクリアしていた。二日目と3日目は風、気温などの条件が易しくなって、最終的にこれだけスコアを伸ばしてきましたが、コースが易しいというよりは、プレーのレベルが上がってきていると感じた。攻撃的なゴルフが出来るようになっていると思います」。
■代名詞のパッティングがさえた!女王・鈴木が見せつけた、日本ツアートップの強さ
そんな攻撃的なゴルフをまさに体現したのが鈴木。最終日、トータル7アンダー・単独首位から出たソンジュとは3打差の3位タイからスタート。鈴木は9バーディ・2ボギーと1日で7ストローク伸ばす猛追。気づけばトータル11アンダーでソンジュに並び、賞金女王としての意地はもちろん、昨年ツアー2位、16年はトップに立ったパッティングの技術が光った。
「ツアートップを誇るパッティング技術が間違いなく生きた試合でした。バーディ数も昨年は7位と、いい仕上がりを見せる日本人選手の筆頭。スコアの伸ばし方も尋常じゃなかった。普通は、ああいうバーディ合戦についていけません。ショットだけではあそこまでバーディを重ねていくことはできないですし、5メートル前後のミドルパットが、まあよく入る選手です。ショットでチャンスにつけないと当然ダメだけど、そのチャンスをものにしていける。最終日の猛追は、間違いなくパッティングが大きかった。パッティングで猛追していく愛ちゃんのスタイルが、ちゃんとできています」。
■一年ぶりにつかんだ優勝 3度賞金女王に輝いたアン・ソンジュの安定した強さ
とはいえ、さすがはツアー23勝を誇るアン・ソンジュ。16年はケガに悩まされ、6月の「サントリーレディス」を棄権した後に約1カ月半ツアーから離脱。今大会の優勝会見では「試合に出られるか不安だった」と語るほど、精神的にも落ち込む時期が続いたが、17年「ダイキンオーキッドレディス」以来の優勝を遂げ、ようやく本調子だったころの兆しを見せた。
「今年の開幕戦のときから、久々にいい感じだなと目に留まっていました。もともとドライバーもパターもアプローチもゴルフの組み立て方すべてがうまい選手だから、70点くらいの状態が出たらその状態でいっても勝てるな、という選手。今年はいい状態で打っているなと感じました」。
先週行われた開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」の練習日から、10、11、14年の3度賞金女王に戴冠した際の輝きが垣間見えたと話す。
■代名詞のパッティングがさえた!女王・鈴木が見せつけた、日本ツアートップの強さ
そんな攻撃的なゴルフをまさに体現したのが鈴木。最終日、トータル7アンダー・単独首位から出たソンジュとは3打差の3位タイからスタート。鈴木は9バーディ・2ボギーと1日で7ストローク伸ばす猛追。気づけばトータル11アンダーでソンジュに並び、賞金女王としての意地はもちろん、昨年ツアー2位、16年はトップに立ったパッティングの技術が光った。
「ツアートップを誇るパッティング技術が間違いなく生きた試合でした。バーディ数も昨年は7位と、いい仕上がりを見せる日本人選手の筆頭。スコアの伸ばし方も尋常じゃなかった。普通は、ああいうバーディ合戦についていけません。ショットだけではあそこまでバーディを重ねていくことはできないですし、5メートル前後のミドルパットが、まあよく入る選手です。ショットでチャンスにつけないと当然ダメだけど、そのチャンスをものにしていける。最終日の猛追は、間違いなくパッティングが大きかった。パッティングで猛追していく愛ちゃんのスタイルが、ちゃんとできています」。
■一年ぶりにつかんだ優勝 3度賞金女王に輝いたアン・ソンジュの安定した強さ
とはいえ、さすがはツアー23勝を誇るアン・ソンジュ。16年はケガに悩まされ、6月の「サントリーレディス」を棄権した後に約1カ月半ツアーから離脱。今大会の優勝会見では「試合に出られるか不安だった」と語るほど、精神的にも落ち込む時期が続いたが、17年「ダイキンオーキッドレディス」以来の優勝を遂げ、ようやく本調子だったころの兆しを見せた。
「今年の開幕戦のときから、久々にいい感じだなと目に留まっていました。もともとドライバーもパターもアプローチもゴルフの組み立て方すべてがうまい選手だから、70点くらいの状態が出たらその状態でいっても勝てるな、という選手。今年はいい状態で打っているなと感じました」。
先週行われた開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」の練習日から、10、11、14年の3度賞金女王に戴冠した際の輝きが垣間見えたと話す。