＜明治チョコレートカップ　最終日＞◇12日◇札幌国際カントリークラブ・島松コース(6,518ヤード・パー72)

　北海道にある札幌国際カントリークラブ・島松コースで開催された、国内女子ツアー「明治チョコレートカップ」の最終日。首位タイスタートの全美貞(ジョン・ミジョン)(韓国)が、スコアを4つ伸ばしトータル9アンダーで優勝。「リゾートトラストレディス」に続き今季2勝目を挙げた。

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　3番でボギーを叩いた全美貞だったが、5番でバーディ奪取に成功。同組の藤田幸希がスコアを伸ばせないのを尻目に、淡々とプレーを続け単独首位に立った。前半最後のパー5となる9番でバーディを奪うと「気持ちがラクになった」というようにその後は持ち前の安定感を披露。12番でバーディを奪った後、15番でもバーディ。17番パー3ではティショットを2メートルにつけトータル9アンダーとした。最終18番のバーディパットはカップ手前でボールが止まり、苦笑いとなったが2位に6打差をつける圧勝V。初優勝した思い出の地で今季2勝目を挙げた。

　「自分のプレーに集中したのがスコアにつながった」と話す全美貞。「初優勝したコースで(通算)11勝目ができて嬉しい」と笑顔で答えた。

　今大会の優勝副賞は明治製菓製品10年分。全美貞は1年分は甘いものに目がないキャディに、あとの9年分は大好きな甥っ子にあげるそうだ。