これまでのロジックでは、録画中継の視聴率は下がるはず。だが、やってみたらそんなことはなかった。昨年最終日の視聴率3%を上回り、5.9%を記録したのだ。これで「結果が先にわかってしまっては視聴率が落ちる」という定説は、根拠のないものとなってしまった。
もちろん、これはたった1つのサンプルに過ぎず、他のケースはどうだかわからない。しかし、“保険”のように使われてきた“定説”をぶち壊す最初の一太刀としては十分といっていいだろう。
もちろん、視聴率は様々な要因に左右される。大きいのは、天候や景気など、人々が休日に外出するかどうか。その時間に家でテレビを見る状況にあるかどうかは大きな違いだ。それ以外にも、これまでさんざんいわれていた裏番組との兼ね合いや試合展開、優勝者というのがあるが、すべての状況が全く同じになることはないので、ハッキリしたエビデンスが得られることはない。
大会主催者の一翼を担うテレビ東京が了承して、初めて実現した今回のネットTV→地上波録画中継の変形リレー。ネットTVのビューワーも昨年比約130%と増加しており、“ウィンウィン”の結果となった。
人々のライフスタイルが多様化し、利用する媒体も複合的だ。テレビとネットの併用は当たり前。「外出先でネット、帰宅後にゆっくりテレビで録画放送を見る」というゴルフファン像もイメージできる。テレビとネットが利権を奪い合うのではなく、それぞれの道を探り、上手にすみ分けすればいい。ネットしか見ない人もいれば、テレビしか見ない人もいる。地上波も録画なら録画なりの番組作りをすれば、結果がわかっても見る人はさらに増えるに違いない。今年のサイバーエージェントレディスは、その成功例のパイオニアといっていいだろう。
テレビ局や広告代理店、スポンサーなど各トーナメント関係者の調整とネット中継資金確保という“面倒な大仕事”を乗り越えてでも、この新しい中継スタイルはやる価値がある。ツアーにとっても、関係者全体にとっても最も大切なファンのために、ぜひ、追随する大会が増えて欲しいものだ。
もちろん、これはたった1つのサンプルに過ぎず、他のケースはどうだかわからない。しかし、“保険”のように使われてきた“定説”をぶち壊す最初の一太刀としては十分といっていいだろう。
もちろん、視聴率は様々な要因に左右される。大きいのは、天候や景気など、人々が休日に外出するかどうか。その時間に家でテレビを見る状況にあるかどうかは大きな違いだ。それ以外にも、これまでさんざんいわれていた裏番組との兼ね合いや試合展開、優勝者というのがあるが、すべての状況が全く同じになることはないので、ハッキリしたエビデンスが得られることはない。
大会主催者の一翼を担うテレビ東京が了承して、初めて実現した今回のネットTV→地上波録画中継の変形リレー。ネットTVのビューワーも昨年比約130%と増加しており、“ウィンウィン”の結果となった。
人々のライフスタイルが多様化し、利用する媒体も複合的だ。テレビとネットの併用は当たり前。「外出先でネット、帰宅後にゆっくりテレビで録画放送を見る」というゴルフファン像もイメージできる。テレビとネットが利権を奪い合うのではなく、それぞれの道を探り、上手にすみ分けすればいい。ネットしか見ない人もいれば、テレビしか見ない人もいる。地上波も録画なら録画なりの番組作りをすれば、結果がわかっても見る人はさらに増えるに違いない。今年のサイバーエージェントレディスは、その成功例のパイオニアといっていいだろう。
テレビ局や広告代理店、スポンサーなど各トーナメント関係者の調整とネット中継資金確保という“面倒な大仕事”を乗り越えてでも、この新しい中継スタイルはやる価値がある。ツアーにとっても、関係者全体にとっても最も大切なファンのために、ぜひ、追随する大会が増えて欲しいものだ。