＜ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 2日目◇4日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース（6,715ヤード・パー72）＞

予選ラウンドを終えて首位に立った昨年の韓国ツアー賞金女王イ・ジョンウン6（韓国）が注目を集めている「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」。その影で“8頭身美女”ユン・チェヨン（韓国）が上位をキープしている。

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初日に1アンダー・4位につけたチェヨンだったが、この日はボギー2つが先に来る嫌な展開。それでもベテランは冷静だった。「苦しかったですが、なんとかしのげました」としぶとくパーを並べると、折り返しての15番パー3でティショットを1mにつけてようやく初バーディ。17番でもスコアを伸ばし2バーディ・2ボギーと、風が強く気温が低い厳しいコンディションもパープレーで耐え切った。

元々メジャーのような難しいセッティングが肌に合っている。「攻撃的に攻めていかなければいけないコースよりも、守りが問われるようなコースだったり、そういうプレーが合っています」。2016年に日本ツアーにスポット参戦して3位に入った「ヤマハレディース」が行われる葛城ゴルフ倶楽部もツアー屈指の難コース。そういった舞台で真価を発揮するタイプだ。

メジャー大会が2週連続で続いていることも大きい。先週は韓国メジャー「CreaS F＆C The 40th KLPGA Championship」に出場（21位タイ）。「先週も難しいセッティングを経験できているのは、やりやすいですね。日本と韓国どちらが難しいかというと…両方ですね（笑）」。ちなみに首位に立っているジョンウン6も同大会に出場していたことからも、効果のほどが伺える。

「残り2日、ゆっくり休むことと集中力が切れないようにすること。そういったコンディションを保つことが大事だと思っています」。このあたりのクレバーさも、メジャーで力を発揮できる要因だ。（文・秋田義和）