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日米韓の女王が演じた名勝負 明暗を分けた僅かな差は3日目にあった【辻にぃ見聞】

日米韓の女王が演じた名勝負 明暗を分けた僅かな差は3日目にあった【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年5月8日 12時41分

国内女子ツアー今季メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」は17番で劇的イーグルを奪った申ジエ(韓国)の優勝で幕を閉じた。何故50勝を挙げている実力者は、鈴木愛イ・ジョンウン6という日韓の賞金女王に競り勝つことができたのか。プロコーチの辻村明志氏が深層を語る。

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■素晴らしい結果には理由がある 劇的イーグルにも、優勝にも

今大会の優勝スコアは3アンダー。今年はもちろん2017年を入れても最少のスコアで、これ以下だったのは2016年に登別カントリー倶楽部で開催された「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(優勝スコアは1オーバー)」まで遡らなければならない。例年以上に仕上げられたグリーン、そして強い風。加えていつも以上に長いラフ。さらにバンカーの砂は、これまでの川砂からより目玉のできやすい山砂となり、さらに量も増えたことから難易度が増した。結果、上位に残ったのは実力者のみ。それも日米韓という三カ国の女王戴冠者だけがアンダーパーという、壮絶な戦いとなった。

そんな戦いを制したのが通算50勝を誇る元世界ランク1位のジエ。1打差で迎えた17番でもう少しでアルバトロスという劇的なイーグルを奪い逆転。熱戦に終止符を打った。「ショットメーカーのジョンウン6さん、パター巧者の鈴木愛さん、そして総合力のジエさん。見ごたえのある、誰が勝ってもおかしくない名勝負でした」と辻村氏は解説する。

「ピン1mにつけた残り244ヤードからの2打目はもちろん素晴らしいショットでしたが、ティショットにも注目して欲しい。ジエさんはきっと“残り240ヤードの位置まで運べればまだ勝機はある”と思っていたと思います。それもただ残り距離が少なければいいというものではない。彼女は“フェアウェイが固いためランが出すぎてしまう”という理由で今大会から飛距離の出るキャロウェイのローグから球をコントロールしやすいM2に変えたと聞きました。スピン量をコントロールすることで縦の距離を合わせ、自分が2打目をイメージできる場所に置いた。もう大きく曲がらないことは大前提なんですよね。グリーンから逆算してティショットからマネジメントできる。頭の良さと技術が無ければできないこと。難コースである小樽カントリー倶楽部や葛城ゴルフ倶楽部で強いのもうなずけます。ジエさんは、勝負は17番ホールと踏んだ。だから途中、連続ボギーで流れが離れそうになっても諦めることはなかった」

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