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原英莉花は悔しいシーズンからの復活へ 「“気持ちは体を動かす”ことを学んだ」【開幕戦注目選手】
3月2日から始まる「ダイキンオーキッドレディス」で新シーズンが開幕する国内女子ツアー。そこで、今年の注目選手の意気込みやオフの様子を本人のコメントとともにお届けする。今回は2年ぶりの勝利をねらう原英莉花。
配信日時:配信日時: 2023年2月17日 03時15分
ツアー通算4勝、うちメジャー2勝の原英莉花にとって、2022年は「結果でいうと未勝利で終わり悔しいシーズン」だった。だからこそ、今年の目標は明確だ。「前半戦での優勝、年間複数回優勝」を掲げ、加えて「ロレックスランキング75位以内」を目指す新たなシーズンが始まる。
昨季は初夏に優勝争いを演じるなど調子を上げたが、序盤の出遅れは大きく響いた。メルセデス・ランキング(MR)50位以内に与えられるシード権、そして優勝者とMR上位者のみが出場できるツアー最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」出場権獲得には「最後までギリギリで気の抜けない戦い」が続いた。
「1カ月くらい、日々の生活で緊張状態を経験したことは初めてだったので、乗り越えられてホッとしました」。最終的にはなんとかリコー杯への出場を叶え、MR31位でシード獲得。「シード権を獲れたことは本当に良かったですし、“気持ちは体を動かす“ことを学んだシーズンでした」と胸をなでおろしたが、それも束の間、ここから闘志に燃えた冬は始まった。
このオフは「一つひとつの体の可動域に着目し、連動性、再現性のあるスイング」を目指し、トレーニングと練習に励んでいる。シーズン中の6月には「最悪、今シーズンを棒に振ってでもという思いはあります」と明かしながら、本格的なスイング改造を宣言していた。これまでトップ10入りのない沖縄戦では「毎年、上手く開幕戦に臨むことができていない」というイメージもあるが、「調整不足にならないよう、準備をしたい」と開幕戦からの上位争いをねらう。
21年の最終戦を終えて95位だった世界ランキングは、22年終了時点で127位まで落ち込んでしまった。復活Vに向けて―。「1年に1度の沖縄での大会なので、いいプレーをお見せしたい気持ちです」。2月15日に24歳になったばかりの原。新たな決意を胸に、人一倍強い気持ちで沖縄に足を踏み入れる。
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