＜リゾートトラスト レディス 初日◇25日◇関西ゴルフ倶楽部（6,569ヤード・パー72）＞

25日（金）に開幕する「リゾートトラスト レディス」の主催はリゾート業を営むリゾートトラスト株式会社ということもあって、同社が運営するコースを転々と毎年のようにコースが変わるのが特徴。今年は2013年、14年大会が行われた兵庫県にある関西ゴルフ倶楽部にて行われる。

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その関西ゴルフ倶楽部はグリーンが大きく、アンジュレーションも大きいのが特徴。ショットのつける位置、パッティングのラインの読みがキーとなるが、三浦桃香が「10アンダーくらい」と読むように、選手・関係者の予想優勝スコアは2桁に届きそうというものが多い。ちなみに過去2試合は13年が比嘉真美子の9アンダー、14年はテレサ・ルー（台湾。今大会は欠場）の15アンダー。やはりスコアを伸ばすことがカギとなる。

その比嘉は「調子は変わらずいいショットが打てています。あとはパターが入るかどうか。気負いすぎるのは良くないですが、いつも通りリラックスしてできれば、いい位置で最終日を迎えられるのでは」と状態は良さそうだ。まずは初日に好位置につけたいところ。

一方、今季3勝を挙げているものの、先週の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」を左ひざ痛のため欠場した鈴木愛は、プロアマを終えての状態は「あんまり良くないです。ちょっと明日から不安です」といった状態。「明日は状態を見てから決めようと思います」と話しているように、出場できるかどうかはまだ確定とはいえない。それでも現在平均バーディ数は断トツで1位。18ホール回ることができれば、好スタートを切れる可能性も高い。

先週の中京で2位となった小祝は「ショットはいいのですが、グリーンが重たい分、パッティングがショートしています。何とか調整しないと」とグリーン上がポイントとなりそうだ。先週、今季初の予選突破を果たしたアン・シネ（韓国）は、「決勝に進めて気持ち的にもいいので、今回も同じようにプレーしたい」と話している。

現時点で、すでに4バーディを奪っているカリス・デイビッドソン（オーストラリア）ら、14選手がアンダーパーという伸ばし合い必至の状況となった兵庫での戦い。バーディ合戦に乗り遅れた選手から脱落していくサバイバルレースとなりそうだ。