＜リゾートトラスト レディス 2日目◇26日◇関西ゴルフ倶楽部（6,569ヤード・パー72）＞

何があっても、常に上位に来る、それが女王・鈴木愛の強さだ。「リゾートトラスト レディス」2日目、左ひざ痛を抱える鈴木愛は、6バーディ・1ボギーの「67」とスコアを5つ伸ばしトータル7アンダーの5位タイ。首位と2打差で最終日を迎える。

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とはいえ、ひざの状態は悪化傾向。「昨日よりも朝起きたときの状態が良くなくて。今日もラウンド中に痛み止めの薬を飲んでプレーしました」。ホテルに帰ってから毎日アイシング、ストレッチ、マッサージとやっているが状態は上向かない。「ひざが良くならないと明日いこうにも…」とついネガティブな言葉が口をつく。

数少ない光は自身最大の武器、パッティングがいいこと。「ショットはすごく不安ですが、パットのフィーリングはすごくいい」。この日も3〜4mのチャンスをことごとく決めた。このあたりは“さすが鈴木愛”といったところである。

明日は海外メジャー前最後の試合での18ホール。「正直ひざは気になりますので優勝はあまり考えていませんが、チャンスは少なからずあると思います。アメリカに向けていい準備をしたい。その為にも明日60台で回れれば」。今季4つ目のタイトルが近づいても冷静さは変わらない。（文・秋田義和）