＜ヨネックスレディス 事前情報◇31日◇ヨネックスカントリークラブ（6,422ヤード・パー72）＞

先週の「リゾートトラストレディス」でプレーオフに進出するも、岡山絵里に敗れてプロ転向後初のレギュラーツアー優勝を逃した勝みなみ。試合後にはクラブハウスで目を潤ませていたが、「終わってから1日は悔しい思いもありましたが、あそこまでいけたことが大事。（いまは）悔しさよりうれしさが勝っています」と前向きな気持ちで、今週の「ヨネックスレディス」を迎える。

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幼少期から悔しさは引きずらないタイプ。この日も「まぁ、いっか！ってすぐ忘れちゃうんです。怒られているときも（笑）。母からも“本当にいい性格だよね”っていわれます」と、いつもどおりの笑顔。「次もチャンスはあると思う。そこで逃さないように。“完全優勝”を狙いたいので、切り替えて頑張ります」と目標を語った。

“完全優勝”という言葉の裏には、初日の大事さが含まれる。「やはりスタートダッシュが必要。先週も初日にアンダーが出せたことでエンジンがかかった」と感じており、確かに今季の成績を見ても、初日上位発進となった3大会では、最終的にトップ5でフィニッシュ。優勝争い、もしくは優勝に近い位置で終えている。

「ショットは基本的にいい流れで、リズムも良くなっている。あとはパット次第」と好調維持。新潟を訪れたのは初めてだが「お米がすっごくおいしくて、泊まっている旅館では毎日おかわり2杯。絶対に太りますね（笑）。でも一番幸せを感じます」と、エネルギーをつけてスタートダッシュを狙う。（文・標英俊）