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【WITB】奇跡の復活V・大山志保「ヤマハ契約なのに1本も使用せず」でもOKな理由

【WITB】奇跡の復活V・大山志保「ヤマハ契約なのに1本も使用せず」でもOKな理由

所属 ALBA Net編集部
標 英俊 / Hidetoshi Shimegi

配信日時:2018年6月5日 12時10分

ヨネックスレディス 最終日◇3日◇ヨネックスカントリークラブ(6,422ヤード・パー72)>

「私のプレーには“気合”しかない」とは言うものの、大山志保の代名詞であるガッツポーズを、この時期に再び見られることを何人が想像していただろうか。本人の状況を知るならなおさらだ。“奇跡の復活V”は大げさではなく、それほどまでに41歳は追い詰められていた。

【写真】これぞ代名詞!大山志保が魂のガッツポーズ

「首や背中が痛い。1月まで立ち上がれないこともあったし、歩くだけのリハビリからスタートしましたから」。昨季9月に頚椎間板ヘルニアでツアーを離脱、「今も完治したわけではありません。18番で痛みが出てきた」と、この独走復活Vの凄さを改めて感じさせる。

「ゴルフの話がすべて嫌な時期がありました。2月末に痛みが再発して本当にどん底。引退の言葉も周囲から耳にするようになって…でも、こんな状態で引退したくない。絶対に復活する。辞めるにしても復活してから。けがには負けない!という気持ちでした」。けが以外にも母親の病、大切な人の死…それら全てが大山にのしかかった。

周囲の声が、折れかかる心を支えてくれた。そして、精神力を強くしてくれた。その中に契約メーカーであるヤマハも含まれている。今回の復活優勝にヤマハのクラブは1本もない。だが、これは大山を第一に考えた末、ヤマハからの苦渋の提案だった。

「けがの状態を考えると何本もテストできるほど球数を打てません。当社としても、まずプレーしてもらうのが大前提なので、けがでフィットしていない状態で“無理をする”くらいなら、元々合っているPINGさんのクラブでプレーしたほうがいいという考えでした。

志保さんは常にヤマハを使う気持ちですから、この提案を嫌がりました。でも、『まずは試合優先。オープンウィークの後、けがの状態が良くなったらテストしましょう』と話していました。当社としては『焦らせてはいけない』との認識でした」(ヤマハ・ツアー担当者)

同日に優勝した市原弘大と同様に、3月に宮崎のゴルフ5で「スパイダーツアー」を自腹で購入した大山。これは契約の絡まないパターの話だが、優勝した以上、話は変わってくる。「いま新しいものが出来上がってきているので、これからテストします」と、最後に“ヤマハの顔”になった。(文・標英俊)

大山志保の優勝セッティング(WITB=Whats in the Bag)】
1W:PING Gドライバー(9°、アッタスG7・5S)
3W:PING Gフェアウェイウッド(14.5°、ツアーAD PT-6S)
3,4,5U:PING G30ハイブリッド(19,22,26°、TFC390・SR)
5I〜W:PING i20アイアン(N.S.850・S)
A,SW:フォーティーン RM22(52,58°、N.S.850・S)
PT:テーラーメイド スパイダーツアーレッド
BALL:ダンロップ SRIXON Z-STAR
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