＜宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 2日目◇8日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,525ヤード・パー72)＞

同組で回っていた新垣比菜も「アマチュアのころから一緒に回っていて上手いのは知っていたのですが、2日間ナイスプレー。さすがでした」と舌を巻いた。「宮里藍 サントリーレディス」2日目、アマチュアの安田祐香が1イーグル・5バーディ・1ボギーの「66」でラウンドし、トータル9アンダー・5位タイに浮上した。

アマチュアゴルファー＆宮里藍で記念撮影！

この日のパーオン率が100％という安定したラウンドの白眉は14番。フォローの風が吹く中、残り117ヤードからPWで放った打球は、「ピンに向かっていったので寄っているかと思ったら、歓声が聞こえて」と直接カップイン。新垣が思わず「すごいね〜！」と声をかける一打は会心のチップインイーグルに。その後も浮かれることなく、バーディを2つ奪い上位争いに顔を出した。

首位と4打差と優勝が見える位置での大会折り返し。目指すところにも変化が出てきた。「開幕前はトップ10か優勝争いができれば、と思っていましたが、2日目が終わって凄く良い位置にいると思います。周りからも“優勝も狙えるよ”と言われるので、自分の攻めのプレーをしたいというのはあります」。明言こそしなかったが、明らかにターゲットはプロを含めた頂点だ。

「プロの試合に出場しても、予選落ちについてはあまり考えていません。落ちても次につながるものがあるので」と話す、肝が据わった17歳。キム・ヒョージュ（韓国）以来、2人目となるアマチュアでの大会覇者となる可能性は十分にある。（文・秋田義和）