＜アース・モンダミンカップ 事前情報◇20日◇カメリアヒルズカントリークラブ(6,620ヤード・パー72)＞

土砂降りのプロアマ戦を終えて、「途中から雨でしたけど、コースのコンディションはすごくいいと思います」と元気に笑って見せた永峰咲希。その笑顔から、4月の「フジサンケイクラシック」でツアー初優勝を挙げた勢いのよさを感じさせる。

【写真】永峰咲希＆香妻琴乃のドレス2ショット

「バーディ合戦になると思うので、それについていきたい。優勝を狙って、しっかりピンに打っていけるようがんばります」と意気込んだが、狙っているのは優勝だけではない。本大会終了時の賞金ランク上位5人（別の資格を保持している鈴木愛を除く）に与えられる、「全英リコー女子オープン」（8月2日〜5日）への出場資格だ。

昨年は上位陣が出場を辞退したため、賞金ランク11位まで出場権が下りてきた。永峰の賞金ランクは現在12位。可能性は大いに残っている。「もちろん出たいです。ただ、ちゃんと順位（賞金ランク上位5人）に入って出たいなと思うので、そこは自力で頑張ります！」と気合が入る。

「今の技術で太刀打ちできるとは思いませんが、経験として行ってみたいなと思います」。アマチュア時代、2012年にスコットランドで行われた「デューク・オブ・ヨーク　ヤングチャンピオンズトロフィー」に参戦。各国のジュニア選手権チャンプが招待される同大会で「打ちのめされた」経験があるだけに、プロになった今、海外で戦いたい気持ちはさらに高まっている（同大会は40位で終了）。

賞金総額1億8000万円と高額賞金獲得が望める本大会。名実ともに賞金ランク“上位5人”に入り、思う存分、英国で実力を試したい。（文・谷口愛純）