<アース・モンダミンカップ 事前情報◇20日◇カメリアヒルズカントリークラブ(6,620ヤード・パー72)>
「ゴルフの調子がいまいちです。ショットもパットも」。先週の「ニチレイレディス」で、早くも今季4勝目を挙げ、昨年優勝した大会に挑む鈴木愛から、意外な言葉がこぼれた。
【写真】白濱亜嵐のサイン入り写真集を手にウキウキの鈴木愛
加えて、本大会ではクラブ選びにも頭を抱えている。舞台となるカメリアヒルズは、総距離がこれまでの6,545ヤードから6,620ヤードと75ヤード延長。特に7番・パー4、18番・パー5は昨年よりも約20ヤードずつ伸びた。このことが女王を悩ませている。
鈴木は普段、コースや自身のコンディションによって3、5、7番ウッドと3UTを使い分けているが、「去年より距離が伸びていて、やっかいなところが増えている。本当は(3Wと3UTを抜いて)5、7番ウッドでいきたいけど、ドライバーを打てないところで3番ウッドを使いたいので悩みどころです」。最終的にはピンポジションとその日のコンディションによって使い分けるつもりだが、これまでにないウッドを3本入れて、短い番手を抜くバリエーションも検討しているほどだ。
また、本調子ではないため、パター選びにも苦戦。鈴木はピンタイプの「VAULT アンサー2」をエースとしながらもセンターシャフト、マレット型と使い分けているが、「本当は(エースの)ピン系でいきたいんですが。調子的にそこまでじゃないので、たぶんマレットです」と、こちらもはっきりと決められないでいる。
それでも「(バッグに)15本入れてもいいですか?」と冗談が飛び出すほど余裕があるのは、大好きな人気歌手グループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」に会えたからだ。「コンサートを見に行って。大好きな白濱亜嵐(しらはま・あらん)さんに握手してもらえてパワーをもらえました。先週の優勝は、ジェネレーションズのおかげです(笑)」と思わず頬が緩む。
そして、本大会は鈴木にとって好相性の舞台。昨年大会では、後続の三ヶ島かなに1打差をつけて迎えた最終ホール、三ヶ島が先に11メートルのバーディパットを決めて並んだが、鈴木も6メートルを決めてバーディ締め。勝負どころで強さを見せ付けた。
本大会で優勝すれば、04年に不動裕理が記録した史上最速タイとなる出場11試合目での年間5勝目を達成。「記憶にも、記録にも残ればいいなと思います。今はそこまでの実力じゃないけど、いつかは不動さんみたいになりたい」。レジェンドに並び、歴史に名を刻むことができるか。(文・谷口愛純)
「ゴルフの調子がいまいちです。ショットもパットも」。先週の「ニチレイレディス」で、早くも今季4勝目を挙げ、昨年優勝した大会に挑む鈴木愛から、意外な言葉がこぼれた。
【写真】白濱亜嵐のサイン入り写真集を手にウキウキの鈴木愛
加えて、本大会ではクラブ選びにも頭を抱えている。舞台となるカメリアヒルズは、総距離がこれまでの6,545ヤードから6,620ヤードと75ヤード延長。特に7番・パー4、18番・パー5は昨年よりも約20ヤードずつ伸びた。このことが女王を悩ませている。
鈴木は普段、コースや自身のコンディションによって3、5、7番ウッドと3UTを使い分けているが、「去年より距離が伸びていて、やっかいなところが増えている。本当は(3Wと3UTを抜いて)5、7番ウッドでいきたいけど、ドライバーを打てないところで3番ウッドを使いたいので悩みどころです」。最終的にはピンポジションとその日のコンディションによって使い分けるつもりだが、これまでにないウッドを3本入れて、短い番手を抜くバリエーションも検討しているほどだ。
また、本調子ではないため、パター選びにも苦戦。鈴木はピンタイプの「VAULT アンサー2」をエースとしながらもセンターシャフト、マレット型と使い分けているが、「本当は(エースの)ピン系でいきたいんですが。調子的にそこまでじゃないので、たぶんマレットです」と、こちらもはっきりと決められないでいる。
それでも「(バッグに)15本入れてもいいですか?」と冗談が飛び出すほど余裕があるのは、大好きな人気歌手グループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」に会えたからだ。「コンサートを見に行って。大好きな白濱亜嵐(しらはま・あらん)さんに握手してもらえてパワーをもらえました。先週の優勝は、ジェネレーションズのおかげです(笑)」と思わず頬が緩む。
そして、本大会は鈴木にとって好相性の舞台。昨年大会では、後続の三ヶ島かなに1打差をつけて迎えた最終ホール、三ヶ島が先に11メートルのバーディパットを決めて並んだが、鈴木も6メートルを決めてバーディ締め。勝負どころで強さを見せ付けた。
本大会で優勝すれば、04年に不動裕理が記録した史上最速タイとなる出場11試合目での年間5勝目を達成。「記憶にも、記録にも残ればいいなと思います。今はそこまでの実力じゃないけど、いつかは不動さんみたいになりたい」。レジェンドに並び、歴史に名を刻むことができるか。(文・谷口愛純)