＜アース・モンダミンカップ 3日目◇23日◇カメリアヒルズカントリークラブ(6,620ヤード・パー72)＞

今大会終了後に第1回リランキングが行われるため、7月以降の出場権がかかる最後の試合「アース・モンダミンカップ」。そんな天国と地獄が同居する賞金総額1億8000万円の戦いも、いよいよ佳境に入ってきた。

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今大会終了後、次戦の「ニッポンハムレディス」から次のリランキング前の最後の試合、9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」まで、全ての試合に出られる目安となるのがリランキング40位と見られている。その前後となる30位以下の選手で現在最上位につけるのが、リランキング59位の石川明日香。「最初の3ホールは良かったですが、ホールを経るごとに雨が降ってきてリズムが狂ってしまった」と苦しみながらも、トータル8アンダーの5位タイに踏みとどまった。リランキング40位との差は約170万円。単純計算で単独17位（1,746,000円）以上ならその額に達する。

続いてトータル7アンダー・13位タイにはリランキング79位のイ・ナリ（韓国）。昨年シードを失ったツアー2勝の実力者は、ここまで2試合に出場して獲得賞金は約30万円。リランキング40位との差は約260万円。単独11位（2,772,000円）以上に滑り込めれば、7月以降はレギュラーツアー復帰といきそうだ。

ここまで出場2試合とも予選落ちで今季獲得賞金ゼロの青山加織は、トータル6アンダーの20位タイ。「ピンチもあったけど、3日目ではチャンスにつけられた。悪い流れを断ち切れた。なによりも（鈴木）愛ちゃんとのラウンドがすごくよかった。愛ちゃんがすごいスコアを伸ばしている中でも、押されずについていけた」と同伴競技者と切磋琢磨しながら順位を上げた。