＜ニッポンハムレディスクラシック 最終日◇8日◇アンビックス函館倶楽部 上磯ゴルフコース（6,378ヤード・パー72）＞

ジャンボ尾崎から教えを受け、そのジャンボを心から慕うルーキーの原英莉花が、最終日は意地の2アンダーをマーク。トータルイーブンパーの29位タイで「ニッポンハムレディスクラシック」を終えた。

【連続写真】原英莉花のスイングはダイナミック・豪快かつしなやか

インコースの10番からスタート。5バーディ・4ボギーで迎えた最終の9番パー5で2オンに成功。イーグルパットは強気に狙ったが、一度カップに入りかけたボールは無情にもカップ外に飛び出し、残念バーディ。「入れたかった！」と悔しさも見せたが、今大会初のアンダーパーに少しだけ明るい表情を見せた。

今季は下部のステップ・アップ・ツアーに2試合出場してともに優勝。レギュラーツアーでも結果を残し、リランキングで28位に入り、後半戦の出場権を獲得。その初戦に自身も期待を寄せていたが、思うようにはいかなかった。

豪打が大きな武器だ。ドライバーはキャリーで250ヤードを超え、しなやかな体から放たれる球は大きな魅力がある。周囲の期待も増す中、「いけると思って挑んだ試合でこの成績でした。まだ道のりは長いかなと感じました」と、目標としているツアー優勝は少し遠のいた。