＜SANKYOレディースオープン　最終日＞◇11日◇赤木カントリー倶楽部(6,462ヤード・パー72)

　群馬県にある赤城カントリー倶楽部で開催された、国内女子ツアー「SANKYOレディースオープン」の最終日。首位とは5打差4位タイでスタートした宮里藍が6バーディ・2ボギーとスコアを4つ伸ばしトータル4アンダーでホールアウト。国内ツアー3年ぶりとなる優勝を逆転で飾った。

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　「首位との差があるので今日は自分のゴルフに集中していきたい」とスタート前に語った宮里。1番から幸先良くバーディを奪うが4番のボギーでつまづく。しかし直後の5番でセカンドをピタリとつけてすぐに取り戻すと、8番でもバーディチャンスをモノにしてトータル2アンダーで前半を折り返した。

　10、11番で連続バーディを奪った宮里は、後半に入っても集中力を切らさず13番でもバーディを奪い、首位を行く全美貞(ジョン・ミジョン)(韓国)に2打差まで詰め寄った。15番では5メートルのパーパットを沈め粘りも見せたが16番で痛恨のボギー。せっかく踏ん張ってきたが「こういうこともある」と気持ちを切り替えた。

　18番をパーとしトータル4アンダーでホールアウトした宮里は全との差に「(優勝は)ないな」と思ったが、まさかが起こった。首位の全が17番でセカンドショットがバンカーの目玉となりダブルボギー。18番でも池ポチャをしてしまい連続ダブルボギー。「ゴルフは最後まで何があるかわからないですね」と語った宮里が2006年の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」以来の国内優勝を飾った。