辻村氏は「アメリカで飛距離を補うため体を作り、また色々な球種の必要性を感じて、それを打ち込んでいるうちに自分の体のバランスを見失っていた気がする。本当はフェードを打ちたいのにフックになってしまうとか、スイングのイメージが湧かない期間が長かったのでは」と、苦しんでいた有村の心中をおもんぱかった。
■スタッツも「どんどん上がっていく」
しかし、今大会ではようやく「自分のスイングに自信を持っている」有村の姿を見たという。日本復帰を果たした当時の有村を見て、辻村氏が一番驚いたのが、「飛ばなくなっていた」という飛距離だった。「どうスイングしていいか分からないから、スイングのヘッドスピードが上がらない」と以前とは別人のような姿に驚かされたという。
しかし、今大会の最終日の上り2ホールのティショットを見たときに、「戻ってきたな」という感慨が湧いてきたという。「1打緊迫の場面でしっかりとクラブを振り切れていた。本来以上の飛距離が出ていてビックリしました。今の有村選手は、体の回転を使い、手が体に巻き付くように出てきている。体の近くで腕が振れている状態です。だからヘッドが走って、球も飛ぶんです」。
現在63.0435%で、59位のパーオン率などのスタッツが「これからどんどん上がっていくのでは」と完全復活が近いことを感じた辻村氏。この鋭さを戻したショットに加え、「最後まで油断していなかった」という気迫も後押しし、優勝カップをつかんだ有村に称賛の言葉を送った。
■有村と青木瀬令奈の明暗を分けた1打
■スタッツも「どんどん上がっていく」
しかし、今大会ではようやく「自分のスイングに自信を持っている」有村の姿を見たという。日本復帰を果たした当時の有村を見て、辻村氏が一番驚いたのが、「飛ばなくなっていた」という飛距離だった。「どうスイングしていいか分からないから、スイングのヘッドスピードが上がらない」と以前とは別人のような姿に驚かされたという。
しかし、今大会の最終日の上り2ホールのティショットを見たときに、「戻ってきたな」という感慨が湧いてきたという。「1打緊迫の場面でしっかりとクラブを振り切れていた。本来以上の飛距離が出ていてビックリしました。今の有村選手は、体の回転を使い、手が体に巻き付くように出てきている。体の近くで腕が振れている状態です。だからヘッドが走って、球も飛ぶんです」。
現在63.0435%で、59位のパーオン率などのスタッツが「これからどんどん上がっていくのでは」と完全復活が近いことを感じた辻村氏。この鋭さを戻したショットに加え、「最後まで油断していなかった」という気迫も後押しし、優勝カップをつかんだ有村に称賛の言葉を送った。
■有村と青木瀬令奈の明暗を分けた1打