＜センチュリー21レディス 2日目◇21日◇瀬田ゴルフコース 西コース（6,518ヤード・パー72）＞

同組で回っていた小祝さくらも「曲がらないし、決めどころのパットがすべて入っていた」と目を丸くした。「センチュリー21レディス」2日目。20歳のアマチュア、クリスティン・ギルマン（米国）が「67」で首位と1打差の単独2位をキープ。2012年「サントリーレディス」で優勝したキム・ヒョージュ（韓国）以来、史上2人目となるアマチュアでの初出場・初優勝に王手をかけた。

【写真】美人アマのシエラ・ブルックスも参戦中

ギルマンはアメリカ生まれの20歳。2014年の「全米女子アマ」を16歳で制し、2016年に日本で行われ、新垣比菜らが出場した「トヨタジュニアゴルフワールドカップ Supported by JAL」では個人とチームのダブル優勝を成し遂げた。現在世界アマチュアゴルフランキングで8位につけている実力者だ。

このギルマン、小祝が言うようにとにかく曲がらない。自身のセールスポイントももちろん「ショットの正確性」であり、「これまでにOBを打った記憶はないわ」というほど。曲がらないために心がけていることを聞かれると、「ゴルフを始めたときから曲がらないから考えたことがないわ」とサラリ。この日も「フェアウェイを外したのは1回だけ。それもファーストカットだったので問題なかった」と正確性を武器に5つのバーディを奪ってノーボギー。終始安定感のあるプレーを見せた。

首位とは1打差。「出場するすべてのトーナメントは勝つためにやっています」とタイトル獲得へ闘志はメラメラ。「あまり自分にプレッシャーをかけずに、たくさんバーディを獲る意識で2日間いい（スコアが出た）ので、同じようにやっていきたい」。史上2人目の大記録へ、まっすぐに突き進む。（文・秋田義和）