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「9年は長すぎた」黄アルムが“変化”を求めてつかんだ勝利

「9年は長すぎた」黄アルムが“変化”を求めてつかんだ勝利

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2018年7月29日 18時46分

大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日◇29日◇鳴沢ゴルフ倶楽部(6,685ヤード・パー72)>

黄アルム(韓国)が、9年間影をひそめていた輝きを取り戻した。初日に7アンダー・単独首位に立つと、そのまま首位を守り続けて迎えた最終日。最終ホールで痛恨のボギーをたたき、トータル14アンダーで首位に並んだイ・ミニョン(韓国)とのプレーオフにもつれ込んだが、これを制して優勝をつかみとった。

【写真】9年ぶりの優勝カップを誇らしげに掲げるアルム

優勝カップを手にするのは、2009年「ヤマハレディースオープン葛城」以来、実に9年ぶり。「9年は長すぎて、忘れるくらいでした。もう、自分の中で優勝できないと思っていたかもしれません」。3日間トップを独走するあいだ、“優勝”の2文字が頭をよぎったはず。それでも「自分のなかで、優勝はないと思っていました。ミニョンはミニョン、私は私で、自分のことをやるだけと決めていた」と、とにかく自分のプレーに集中して最後まで戦い抜いた。

簡単に思えることだが、「周りを気にせず、自分のプレーを守る」ために訓練を積んできた。2年ほど前から、米ツアーで活躍するインビー・パーク(韓国)らを指導するメンタルトレーニングの専門家のもとへ。勝つためには「今のままでは何も変わらないと思った」と思い切った決断だった。今は自分で練習しているというが、その効果が今回の優勝争いに生きたようだ。

加えて、1年半前からスイングコーチも変更。6月の「ヨネックスレディス」から、思い切ってパターも変えた。練習ラウンド中、藤田さいきから「パターが重い。ストロークとパターが合ってないよ」というアドバイスがきっかけで、生まれて初めてセンターシャフトのブレード型に変更した。大会4日間を通しての平均パット数は大会2位(28.75回)。昨年は平均パット数68位(30.19回)に沈んでいたパットの改善が復活優勝への道筋となった。

優勝から遠ざかっていた9年、『ゴルフを辞めたい』と口にしたこともあった。ようやくつかんだ勝利に涙こそ見せなかったが、安堵の表情を浮かべる。「結果は自分で決めるものではないと考えてきました。今後も、1打1打かみ合えば、今日みたいにスコアがでる。それだけです」。久々の栄光に、ようやく自信と輝きを取り戻した。(文・谷口愛純)

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