＜マスターズGCレディース　最終日＞◇25日◇マスターズゴルフ倶楽部(6,510ヤード・パー72)

　兵庫県にあるマスターズゴルフ倶楽部で開催された、国内女子ツアー「マスターズGCレディース」の最終日。4アンダー7位タイでスタートした申ジエ(シン・ジエ)(韓国)が、5バーディ・1ボギーでまわりトータル8アンダーでホールアウト。同スコアで上がった福嶋晃子、三塚優子との三つ巴のプレーオフを制して、国内ツアー今季初優勝を飾った。

　現在米国女子ツアー賞金ランキング1位の申。フェアウェイキープを常に心掛け、初日から安定したゴルフを展開。この日も着実にスコアを伸ばし、最終18番ではセカンドショットを50センチにつけ、貴重なバーディを奪ってトータル8アンダーに。後続を行く首位の福嶋、三塚を待った。

　首位スタート最終組の福嶋は、序盤からいい流れを呼び込めず8番でボギーが先行。12番のボギーで後退したが15、16番の連続バーディで首位を走っていた三塚をとらえた。三塚が17番でボギーを叩き、単独首位で最終ホールを迎えた福嶋だったが、ティショットをプッシュアウトしてOB。勝利は風前の灯火となるが、15メートルのボギーパットをねじ込み申、三塚に並んでホールアウトした。

　プレーオフは1ホールで決着がついた。ティショットを右に外した福嶋と三塚に対し、申はここでもフェアウェイをキープし、セカンドをピン右サイドにつけバーディチャンスに。福嶋、三塚は2オンできず、一番最初に三塚がパーセーブに失敗。申はバーディこそ逃したが、福嶋もパーセーブできなかったため、申の国内ツアー3勝目が決まった。