昨年11位だった平均パット数(パーオンホール)は、本大会を終えて51位と不調が見受けられる。その不安が、プレーにも現れた。「最終日の15番では、2メートルほどのパーパットが、カップにギリギリ届くか届かないかのパッティングでした。動きにスムーズさもなくなっていて、パッティングに相当なストレスを持っているように感じます」。正規の最終18番では、1.5mのバーディパットを決めていればアルムを1打で下したが、これを打ち切れずに優勝を逃した。「これでプレーオフまでもっていったのが逆にすごい。ショットはもともと、スイングにクセもなくてテンポもいい。球の高さもあるし、アイアンではボールも止まってドライバーでは飛距離も出る。あとはパターさえ克服すれば、恐ろしい選手になります」と語った。
■プロ並みの強さを見せた安田祐香
4日間を通じてトップ3から落ちることなく、上位争いを演じたのが、アマチュアの安田祐香。昨年の「日本女子アマ」を制した期待の女子高生が、プロトーナメントで抜群の安定感を見せた。
「アイアンショットの精度がすごい。基本的に曲がらないし、ラインの出し方が非常にうまい」。加えて辻村氏が注目したのがパターだ。「ストロークのスムーズさとリズムの良さは抜群。“怖いもの知らず”というか、色々考えて動きがつまるようなことが全くない。上位争いをしていた選手の中でも1番ではないでしょうか」。アマチュアだからこその思い切りの良さが光った。「ただ、体の線が細いので、これからどれだけ体を作ってプロに入ってくるのかが楽しみです」と期待を寄せる。
■3週連続トップ5入りの小祝さくらは“努力の人”
安田と並んで日本勢最上位の3位タイに入ったのが、今季ツアー1年目の小祝さくら。本大会を含めて、3週連続のトップ3入りを果たした。小祝のスイングコーチを務める辻村氏が、その強さの一因として挙げたのが練習量。
「本大会が終わってすぐ、“今から帰るのですぐに練習を見てください”と、千葉の練習場まで3時間かけて帰ってきました。優勝を逃したサマンサタバサレディース(4位)も、試合の翌日には朝6時から球を打っていました。この努力を続けていくことが大切」。試合が終わると、すぐに課題の原因究明。ルーキーイヤーながら今季6度のトップ10入りは、この努力あってこそ。加えて、「精神的にも、体力的にもとてもタフでプロ向き」と辻村氏が評価する。この心身の強さもあってか、試合でも練習とさほど変わらないパフォーマンスを出せていることも強みのひとつだという。
ここまで調子を上げてきて、次に挑むのは地元での試合、「北海道meijiカップ」。進化を続ける新星の活躍に、ますます期待ができそうだ。
■プロ並みの強さを見せた安田祐香
4日間を通じてトップ3から落ちることなく、上位争いを演じたのが、アマチュアの安田祐香。昨年の「日本女子アマ」を制した期待の女子高生が、プロトーナメントで抜群の安定感を見せた。
「アイアンショットの精度がすごい。基本的に曲がらないし、ラインの出し方が非常にうまい」。加えて辻村氏が注目したのがパターだ。「ストロークのスムーズさとリズムの良さは抜群。“怖いもの知らず”というか、色々考えて動きがつまるようなことが全くない。上位争いをしていた選手の中でも1番ではないでしょうか」。アマチュアだからこその思い切りの良さが光った。「ただ、体の線が細いので、これからどれだけ体を作ってプロに入ってくるのかが楽しみです」と期待を寄せる。
■3週連続トップ5入りの小祝さくらは“努力の人”
安田と並んで日本勢最上位の3位タイに入ったのが、今季ツアー1年目の小祝さくら。本大会を含めて、3週連続のトップ3入りを果たした。小祝のスイングコーチを務める辻村氏が、その強さの一因として挙げたのが練習量。
「本大会が終わってすぐ、“今から帰るのですぐに練習を見てください”と、千葉の練習場まで3時間かけて帰ってきました。優勝を逃したサマンサタバサレディース(4位)も、試合の翌日には朝6時から球を打っていました。この努力を続けていくことが大切」。試合が終わると、すぐに課題の原因究明。ルーキーイヤーながら今季6度のトップ10入りは、この努力あってこそ。加えて、「精神的にも、体力的にもとてもタフでプロ向き」と辻村氏が評価する。この心身の強さもあってか、試合でも練習とさほど変わらないパフォーマンスを出せていることも強みのひとつだという。
ここまで調子を上げてきて、次に挑むのは地元での試合、「北海道meijiカップ」。進化を続ける新星の活躍に、ますます期待ができそうだ。