3月2日の女子ツアー開幕に先がけ、22年に初シードを獲得した11人のスイングを飯島茜が解説。同時に今季の活躍を占う。今回は昨年の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で、19歳にして初優勝を挙げた尾関彩美悠のドライバーショットを見ていこう。
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昨年初優勝の19歳 尾関彩美悠は“ハイトップ”で上から落として飛距離に変換する!【女子初シードスイング解説】
3月2日の女子ツアー開幕に先がけ、22年に初シードを獲得した11人のスイングを飯島茜が解説。同時に今季の活躍を占う。今回は昨年の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で、19歳にして初優勝を挙げた尾関彩美悠のドライバーショットを見ていこう。
配信日時:2023年2月28日 02時30分
3月2日の女子ツアー開幕に先がけ、22年に初シードを獲得した11人のスイングを飯島茜が解説。同時に今季の活躍を占う。今回は昨年の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で、19歳にして初優勝を挙げた尾関彩美悠のドライバーショットを見ていこう。
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尾関彩美悠(あみゆ)
2003年6月16日生まれ 19歳 岡山県倉敷市出身 158センチ
メルセデス・ランキング42位 年間獲得賞金33位(3803万7725円)
22年シーズン1勝 住友生命Vitalityレディス 東海クラシック
ドライビングディスタンス33位 240.01ヤード
フェアウェイキープ率55位 66.6667%
◇ ◇ ◇
尾関のスイングの一番の特徴はハイトップ。正面から背中が見える深い捻転を作りつつ、手元を高い位置に上げていく。「全盛期の古閑美保さんもハイトップで上から落として打っていましたよね。身体にやさしいスイングです」。最近ではトップを低く収めるスイングが主流で、古閑が活躍していた2000年代に比べるとハイトップの選手は少なくなった。
「高いところから落としたほうがクラブもしなるし、力のない女性なんかは楽に飛ばしやすい。反対に低いトップは、身体の芯の強さが必要で、やろうと思っても低い位置で止められなかったりする。私はハイトップもありだと思います」
身長は158センチとあまり高くないが、昨シーズンは240ヤードを超える平均飛距離を記録。上から落下させて重力を飛距離に変換しているのだ。
そして飯島は、インパクト前後の頭の向きにも注目する。「ダウンスイングで右ヒジが身体の横について、回転の邪魔をしているように見えるのですが、インパクトまで我慢して右を向いていた頭が、インパクト後には左に向くんですよ。尾関さんはそうやって詰まりを解消し、フォローを出やすくしているのかなと思います。自分に合った動きを身につけているところが彼女の強みです」。
今年の活躍にも期待をかける。「優勝した試合でも『新人ですよね?』というくらい堂々とやれていましたよね。それも彼女の強みですし、若くて勢いもあります」。尾関と同じ2003年度生まれには、昨年2勝を挙げた川崎春花、アマチュアだった高校時代に渋野日向子とプレーオフを戦った佐藤心結、昨年のステップで年間5勝を挙げて賞金女王になった櫻井心那と、新人離れした逸材がそろう。今年はこの世代からも目が離せない。
■飯島茜
いいじま・あかね 1983年7月11日生まれ。千葉県出身。05年のプロテストに一発合格すると、同年から12年連続でシード権をキープし、「日本女子プロゴルフ選手権」などツアー通算7勝を挙げた。現在はツアーの第一線を退き、東宝調布スポーツパークでアマチュアにレッスンを行ったり、YouTuberとしても活躍中。
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