<ソニー 日本女子プロゴルフ選手権 事前情報◇4日◇かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県)◇6670ヤード・パー72>
いよいよ今週5日(木)から、今季の国内メジャー第2戦が幕を開ける。ここから国内は“公式戦の秋”といえるほど、ビッグトーナメントが続いていく。そんななか、大会名に『日本』が冠される2大会には、近年“トレンド”が存在するように思えるのだが…。
日本女子オープンでは“黄金世代”が強さを発揮 一方、日本女子プロは“ルーキー”がトレンドに?
女子プロ日本一決定戦の優勝者を見てみると…気になるトレンドが見えてきた。
配信日時:2024年9月4日 05時09分
<ソニー 日本女子プロゴルフ選手権 事前情報◇4日◇かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県)◇6670ヤード・パー72>
いよいよ今週5日(木)から、今季の国内メジャー第2戦が幕を開ける。ここから国内は“公式戦の秋”といえるほど、ビッグトーナメントが続いていく。そんななか、大会名に『日本』が冠される2大会には、近年“トレンド”が存在するように思えるのだが…。
それが優勝者に関して。今週の選手権は一昨年の大会が川崎春花、そして昨年が神谷そらと、2年続けて前年のプロテストに合格したルーキーが制している。川崎はこの大会でツアー初勝利を挙げ、その時の19歳133日は『大会最年少優勝記録』でもある。
選手権はプロのみが出場する大会とあって、川崎、神谷ともに初出場での戴冠だった。過去56回の開催のうち、初出場で優勝を達成したのは樋口久子(1968年)、黄玥珡(84年)、鈴木愛(2014年)、畑岡奈紗(19年)、川崎、神谷のわずか6人しかいない。樋口が勝ったのは、この大会自体が女子ツアー発足後の初戦だったこともあり、実質的な達成者は5人しかいないといえる。そんな“レアケース”が、ここ2年連続で起こっているわけだ。
そこで今年もルーキーたちの活躍に期待したいところ。今回は石田可南子、稲垣那奈子、小西瑞穂、菅楓華、高木優奈、高野愛姫、ベイブ・リュウ(台湾)、政田夢乃、與語優奈の新人9人がエントリーしている。
まだこの選手たちの同期、すなわち96期生はレギュラーツアー、下部ステップ・アップ・ツアー通じて優勝者は出ていない。「NEC軽井沢72ゴルフ」2位、「ニトリレディス」4位と後半戦好調の政田や、先週の「ゴルフ5レディス」を8位で終えた菅など、いい状態でこの舞台を迎える選手たちがいきなりビッグタイトルを…、という筋書きがあっても不思議ではない。
また、今年5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で衝撃のアマチュア優勝を成し遂げた韓国のイ・ヒョソンも、ここがプロ転向後では初の国内ツアーとなる。ひと足早く97期生になった15歳の、“デビュー戦”でのメジャー連勝も考えられる。
プロ・アマ問わず女子ゴルファーNo.1を決める「日本女子オープン」は、2016年に当時アマチュアだった畑岡奈紗が制して以降、同じ1998年度生まれの黄金世代の活躍が目立つ。19年までに畑岡が3勝を挙げると、そこからも原英莉花(20、23年)、勝みなみ(21、22年)とそれぞれ2勝ずつを挙げている。
“たまたま”と言ってしまえばそれまでだが、日本女子オープンはここ8年で実に7勝が黄金世代のもとに。そのうち唯一別の世代が勝った18年(優勝はユ・ソヨン)も、畑岡が2位とこの世代が強さを発揮しているのも事実だ。選手権のルーキー旋風も、さらに大きな渦に? そんな視点で今年の女子プロゴルファーNo.1決定戦を見るのもおもしろいかもしれない。
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