<北海道meijiカップ 初日◇4日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6593ヤード・パー72>
ルーキーイヤーの今季、初優勝を飾った神谷そらが4バーディ・1ボギーの「69」をマークし、3アンダーの18位タイにつけた。先週は3日目のスタート前に熱中症で棄権。まだ体調万全とはいえない状態であることを思えば、上々のスタートとなった。
「上りが下りに見える…」熱中症からカムバック 神谷そらの初日はどうだった?
熱中症から復帰した神谷そら。その初日はどうだった?
配信日時:2023年8月4日 10時27分
<北海道meijiカップ 初日◇4日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6593ヤード・パー72>
ルーキーイヤーの今季、初優勝を飾った神谷そらが4バーディ・1ボギーの「69」をマークし、3アンダーの18位タイにつけた。先週は3日目のスタート前に熱中症で棄権。まだ体調万全とはいえない状態であることを思えば、上々のスタートとなった。
同じく、先週の第2ラウンド途中に棄権した河本結も2アンダーの31位タイと復帰戦としてはまずまずの滑り出し。第2ラウンドの中断中に倒れながらも4日間完走した植竹希望は、2オーバーの88位タイと出遅れたものの、元気な姿を見せている。
「休憩があって良かったです。休憩がなかったら回れていなかったかも」。初日はハーフターンで待ち時間があり、この約40分がまだ体調万全ではない神谷にとって、貴重な休憩時間となっていた。この日もまだ「頭が痛くなったり、平衡感覚がおかしいというか、上りが下りに見えたりすることがあります」という状態。ゴルフの方も同じく万全とは言い難い。
「昨日までショットはちゃらんぽらんで、今日からようやくゴルフになってきた感じです」。現在ドライビングディスタンス1位(258.53)と自慢の飛距離も、今週はやや落ちている。「ヘッドスピードが1.5メートル/秒ぐらい落ちているので、距離にすると10ヤード弱だと思います」。今大会は「計測に適したホールがない」(JLPGA)との理由でドライビングディスタンスの計測が行われておらず、データ的な比較はできないが、このあたりは本人の感覚が一番正確だろう。
そんななかでも、体調が回復に向かっていることを感じさせるのは「アイアンだけは飛距離が戻ってきた」こと。スタートの1番パー4の2打目、残り125ヤードから飛距離が落ちていることを計算に入れてPWを握ったが、結果は「ぶっ飛んでいきました(笑)」。奥のエッジまでは130ヤードだったが、これをキャリーでオーバー。1Wの飛距離は落ちてもアイアンはいつも通りとあって、2番以降は番手選びの感覚を修正した。
「病み上がりなので欲は出せないです。どっか行っちゃいそうだから」と毎ホール、グリーンセンターを狙う安全重視のマネジメント。当然、ベタピンのバーディチャンスは生まれないが「いつか入るかなと思って、10メートルぐらいのパットを打ち続けました」。結果的にはこれが4つのバーディにつながった。
前夜は温泉施設を利用したが「ホテルの部屋がシャワーだけだから行っただけで、体調を整えるためではないですね。対策は早く帰って早く寝る。それだけです」。体調の回復とともに、1Wの飛距離も戻ってくれば、ここから上位進出の可能性も十分にありそうだ。(文・田中宏治)
この記事のタグ
記事に関連するリーダーボード
関連記事
北海道meijiカップ
北海道meijiカップのニュース
- 「パターが早かった」 鈴木愛の“らしさ”を取り戻したPING担当者の助言【勝者のギア】
- 会場で見守る父が倒れるアクシデントも 桑木志帆は単独2位でフィニッシュ
- 吉田優利、櫻井心那、川崎春花は日本での優勝争いから渡英 三者三様のメジャーへの意気込み
- 元女王の貫録! 鈴木愛が54Hノーボギーで完勝「威厳を見せていきたい」
- 2戦連続の地元Vならず 小祝さくらはショット乱調もトップ3「小樽までにしっかり直して」
JLPGAツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |