切れ味鋭いショットでピンをデッドに狙う19歳の川崎春花。昨年は国内メジャーを含む2勝を挙げて、一気にトッププロの仲間入りを果たした。そんな川崎のショットの方向性を高めるコツは「右手のヒラの仮想ボールを落とさないイメージで振る」こと。ゴルフ雑誌ALBA863号では、川崎のインパクトイメージについて取材している。
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本当にそれで真っすぐ飛ぶの? 川崎春花のインパクトイメージは「右手のボールを落とさない」
19歳の若きショットメーカー、川崎春花のショットの方向性を高めるコツは「右手のヒラの仮想ボールを落とさないイメージで振る」こと。ゴルフ雑誌ALBA863号では、川崎のインパクトイメージについて取材している。
配信日時:2023年2月27日 23時15分
切れ味鋭いショットでピンをデッドに狙う19歳の川崎春花。昨年は国内メジャーを含む2勝を挙げて、一気にトッププロの仲間入りを果たした。そんな川崎のショットの方向性を高めるコツは「右手のヒラの仮想ボールを落とさないイメージで振る」こと。ゴルフ雑誌ALBA863号では、川崎のインパクトイメージについて取材している。
「スイングで大事にしているのは、手先で合わせずに体の回転で一気にフィニッシュまで振る動きです。スクエアに当てようなどと考えると、手先で合わせてしまいます。切り返しから体全体を使ってグルンと回るように振ると、腕と体を同調させて振ることができます」
そのときに川崎が意識しているのは右手のヒラ。仮想ボールを右手のヒラに乗せて落とさないように振るイメージを持っているのだ。
「インパクトで右手のヒラが上を向く形ができると、右ヒジを体に付けたまま体の回転で振れます。インパクトで右手のヒラが地面を向くと、引っかけが出てしまう。右手のヒラの向きはフォローまでキープして、フェースを上に向けるのが理想です」
その際に注意したいのが握り方。というのも、右手をかぶせ気味にしてウィークグリップで握ると、右手のヒラを上に向けたときにフェースが開いてしまうからだ。だから、川崎は右手を下からフックグリップで握る。左手の甲の向きは特に気にしていないという。
「私がいつもやっているのが、右手で素振り棒を持って、左サイドでビュンと鳴らす練習。それで右ワキを軽く締めて腕と体を連動させて振る動きを確認しています。まずハーフスイングで行ったら、その後にフルスイング。ラウンド当日もこの素振りは行いますね」
独特なスイング理論に思えるが、いまは川崎のようにフェースを返さない選手が増えてきている。従来のフェースの開閉を使ってつかまえる動きの方が、若いトップ選手からすると、むしろ「変わってますね」なのかもしれない。
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