⇒木下彩プロフィール
⇒2018年最終プロテスト合格者一覧
⇒中国地方の仲良しルーキーコンビ!渋野日向子&木下彩 座談会
山口県山口市出身、2度目のプロテストで見事合格を果たした木下彩は、両親が共働きだったことから、幼少期から祖父母の家で過ごすことが多かった。祖父に誘われる形で10歳からゴルフをはじめ、小学6年生から競技に出場しはじめると、すぐに県ジュニア大会で優勝するなど頭角をあらわした。
小学校を卒業する頃には、ゴルフに本格的に取り組むため、実家を離れ、祖父母とともに生活することに。「中学までは、県大会に出場したら優勝できていたし、中国大会もだいたい3位以内とか…誰かに勝つ!とかではなく“いくつスコアを出すか”が目標でした。ジュニアゴルファーはみんなプロを目指しているものだと思っていたので、プロ志望は当たり前という感覚」と本人のなかでも順調なキャリアを歩む。岡山県出身で同じ中国地方の大会に出場していた仲の良い渋野日向子(同い年のプロテスト合格同期)も「中学時代はめちゃくちゃ上手かった。全然かなわなかったです」と語る。
ただ高川学園高校入学後の3年間では、これまでの自信が砕けた。「高校では全然成績が出せなくなっていたので、3年間ひたすら悩んでいました。高校3年で国体選考に落ちたときは“本当にやめよう”と。そのときは2日くらいクラブを握らなかったし、練習したくなくなるくらい悩んでいました」。1999年1月生まれで“黄金世代”の一員だが「同世代はあまり気にならない…というか、高校時代に全国大会に出ていないので面識あまりない」と木下。スランプの理由はパターで、本人も“イップスの時期”と説明する。
高校卒業後、一度目のプロテストは最終まで進むも合格ならずで「まだパターがそれまでと変わらない状態だったので、逆によく最終まで残ったな、という気持ちでした」。この年突破した“黄金世代”は合格者全体の半分を占める11名となり、大きな注目を浴びた。木下と同じように、今季2度目の挑戦でLPGA会員入りした原英莉花や大里桃子、高橋彩華、渋野らは、プロテスト初年度で苦汁を舐めるも、QTを受験し、今季シーズンインからプロとしてツアー経験を積んだが、木下はQTを回避して、1年後に備えるという選択をする。
祖父と二人三脚で準備に取り組み、2度目となる今季も順調に最終プロテストに進出。そしてそれまでの期間でパッティングに光明を見出すこともできていた。
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山口県山口市出身、2度目のプロテストで見事合格を果たした木下彩は、両親が共働きだったことから、幼少期から祖父母の家で過ごすことが多かった。祖父に誘われる形で10歳からゴルフをはじめ、小学6年生から競技に出場しはじめると、すぐに県ジュニア大会で優勝するなど頭角をあらわした。
小学校を卒業する頃には、ゴルフに本格的に取り組むため、実家を離れ、祖父母とともに生活することに。「中学までは、県大会に出場したら優勝できていたし、中国大会もだいたい3位以内とか…誰かに勝つ!とかではなく“いくつスコアを出すか”が目標でした。ジュニアゴルファーはみんなプロを目指しているものだと思っていたので、プロ志望は当たり前という感覚」と本人のなかでも順調なキャリアを歩む。岡山県出身で同じ中国地方の大会に出場していた仲の良い渋野日向子(同い年のプロテスト合格同期)も「中学時代はめちゃくちゃ上手かった。全然かなわなかったです」と語る。
ただ高川学園高校入学後の3年間では、これまでの自信が砕けた。「高校では全然成績が出せなくなっていたので、3年間ひたすら悩んでいました。高校3年で国体選考に落ちたときは“本当にやめよう”と。そのときは2日くらいクラブを握らなかったし、練習したくなくなるくらい悩んでいました」。1999年1月生まれで“黄金世代”の一員だが「同世代はあまり気にならない…というか、高校時代に全国大会に出ていないので面識あまりない」と木下。スランプの理由はパターで、本人も“イップスの時期”と説明する。
高校卒業後、一度目のプロテストは最終まで進むも合格ならずで「まだパターがそれまでと変わらない状態だったので、逆によく最終まで残ったな、という気持ちでした」。この年突破した“黄金世代”は合格者全体の半分を占める11名となり、大きな注目を浴びた。木下と同じように、今季2度目の挑戦でLPGA会員入りした原英莉花や大里桃子、高橋彩華、渋野らは、プロテスト初年度で苦汁を舐めるも、QTを受験し、今季シーズンインからプロとしてツアー経験を積んだが、木下はQTを回避して、1年後に備えるという選択をする。
祖父と二人三脚で準備に取り組み、2度目となる今季も順調に最終プロテストに進出。そしてそれまでの期間でパッティングに光明を見出すこともできていた。