⇒スタイヤーノ梨々菜プロフィール
⇒2018年最終プロテスト合格者一覧
見た目は欧米風、口を開けば関西弁…イタリア人の父と日本人の母を持つ、兵庫県出身のスタイヤーノ梨々菜。「兄二人と私が、父と話すときはイタリア語ですが、母と子供たちは日本語。でも両親は英語で会話しています。全員で話すときは、父に伝えながら、日本語ベースで話します(笑)」と一家の会話スタイルを聞くだけでも特徴的だが、濃いキャラクターと真面目な一面をあわせもつ、90期生のなかのムードメーカーだ。
母方の叔父の薦めでゴルフをはじめ、11歳で坂田塾に入ったスタイヤーノ。「最初は1週間でやめようと思いました」…が周囲のすすめでひとまず続けることを選ぶ。坂田塾はプロを目指すことが前提であるため、本人もプロゴルファーへの意識はあった。ただ中学に上がってからも「もともとゴルフを好きで始めたわけではなかったですし、学校で友達と遊ぶほうが好きなタイプだったので…」と高校は普通の公立校進学を検討する。だがここでも「先生からも“もったいないから”と言われて」と周囲の意見により、通信制高校を選択し、ゴルフを続ける道へ。
いま思い返しても「中学から高校2年まではゴルフがあまり好きではなかった」。転機は高校2年で疲労骨折した時期だった。「3か月くらいできなかった時期があったんです。そこから復帰するときに“やるなら楽しもう”と思うようになったら、気持ちが変わったんです」。加えて、高校3年でいまも指導を受ける林栄作プロで出会ってからは本格的にプロを目指す腹が決まった。
プロテスト初年度の2016年は、1次予選で敗退するも、QTではサードまで進出し、翌2017年はステップ・アップ・ツアー16試合に出場。2度目のプロテストでは最終まで進んだ。2018年もステップを主戦場に経験を積み、序盤の「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」では自己最高の4位タイ。その後は上位フィニッシュはできなかったものの「今年の一番の目標はプロテスト。単年登録では自信を持ってプロだとはいえない。最終テストに調子を合わせることを第一に考えていました。ステップでも徐々に調子があげていければと思っていました」と7月末に照準を合わせていた。そのかいあって、2度目の最終テストの舞台は、トータル11アンダー・10位タイと見事突破を果たしたのだった。
「ここからは、またイチからだと思って、徐々に結果を求めていければと思います」と謙虚に語るスタイヤーノ。「円滑にコミュニケーションを促す役…あえて“いじられ役”に回っています(笑)いじられ方がナンセンスならスルーしますけど、上手くやってくれたらしっかり返しますよ」というキャラだが、根はいたって真面目。それだけに、「普段とのギャップがあるからだと思いますが、試合会場でティグラウンドで真剣な表情をしている私を見るとみんな笑うんです」と苦笑い。
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見た目は欧米風、口を開けば関西弁…イタリア人の父と日本人の母を持つ、兵庫県出身のスタイヤーノ梨々菜。「兄二人と私が、父と話すときはイタリア語ですが、母と子供たちは日本語。でも両親は英語で会話しています。全員で話すときは、父に伝えながら、日本語ベースで話します(笑)」と一家の会話スタイルを聞くだけでも特徴的だが、濃いキャラクターと真面目な一面をあわせもつ、90期生のなかのムードメーカーだ。
母方の叔父の薦めでゴルフをはじめ、11歳で坂田塾に入ったスタイヤーノ。「最初は1週間でやめようと思いました」…が周囲のすすめでひとまず続けることを選ぶ。坂田塾はプロを目指すことが前提であるため、本人もプロゴルファーへの意識はあった。ただ中学に上がってからも「もともとゴルフを好きで始めたわけではなかったですし、学校で友達と遊ぶほうが好きなタイプだったので…」と高校は普通の公立校進学を検討する。だがここでも「先生からも“もったいないから”と言われて」と周囲の意見により、通信制高校を選択し、ゴルフを続ける道へ。
いま思い返しても「中学から高校2年まではゴルフがあまり好きではなかった」。転機は高校2年で疲労骨折した時期だった。「3か月くらいできなかった時期があったんです。そこから復帰するときに“やるなら楽しもう”と思うようになったら、気持ちが変わったんです」。加えて、高校3年でいまも指導を受ける林栄作プロで出会ってからは本格的にプロを目指す腹が決まった。
プロテスト初年度の2016年は、1次予選で敗退するも、QTではサードまで進出し、翌2017年はステップ・アップ・ツアー16試合に出場。2度目のプロテストでは最終まで進んだ。2018年もステップを主戦場に経験を積み、序盤の「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」では自己最高の4位タイ。その後は上位フィニッシュはできなかったものの「今年の一番の目標はプロテスト。単年登録では自信を持ってプロだとはいえない。最終テストに調子を合わせることを第一に考えていました。ステップでも徐々に調子があげていければと思っていました」と7月末に照準を合わせていた。そのかいあって、2度目の最終テストの舞台は、トータル11アンダー・10位タイと見事突破を果たしたのだった。
「ここからは、またイチからだと思って、徐々に結果を求めていければと思います」と謙虚に語るスタイヤーノ。「円滑にコミュニケーションを促す役…あえて“いじられ役”に回っています(笑)いじられ方がナンセンスならスルーしますけど、上手くやってくれたらしっかり返しますよ」というキャラだが、根はいたって真面目。それだけに、「普段とのギャップがあるからだと思いますが、試合会場でティグラウンドで真剣な表情をしている私を見るとみんな笑うんです」と苦笑い。