5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でツアー初優勝を果たした渋野日向子。その後の試合もすべて決勝ラウンドに進出、トップ10にも1度入るなど活躍を見せている。だが、その裏ではある悩みも抱えていた。

「勝ったことでもっと上のゴルフを目指していたことで、逆に空回りしちゃいました」

実は、サロンパスカップでの優勝以降、最終日に「60台」出せていなかったという渋野。なるほど、「リゾートトラスト レディス」では「73」で優勝争いから後退、「宮里藍 サントリーレディス」では「78」の大崩れ…。優勝を意識するあまり、本来の力を出せていなかったというワケだ。

しかし、今大会の最終日ではようやく「68」をマーク。これには渋野も、「今日のゴルフができたことで、ようやくスッキリできました」と、持ち前の笑顔がはじけた。ちなみに、来週の「アース・モンダミンカップ」からサロンパスと同じ4日間大会が続く。得意な4日間ですね、と聞かれると、「別に得意なわけじゃないですよ」と朗らかに笑っていた。