■え？賞金女王がキャディに転身？？？
■ムーミン女子が急増？？
■髪の毛バッサリ…その理由が“深い”！　藤本麻子
■契約フリーですが…　葭葉ルミ
■体質改善で味覚も変化　吉川桃
■「スコッティ」の出番はいつ？　勝みなみ
■『24』への愛が深すぎる　林菜乃子
■小祝さくらは“オールブラックス推し”
■カワイイキャラクター大好き！　キム・ハヌル
■友達が心配です　新垣比菜

開幕前に練習を積む一ノ瀬優希。そして、そのかたわらでバッグを担いでいるのは、なんと2013年賞金女王の森田理香子だった。

もともと親交が深いこの二人。森田から「キャディをやらせて」とお願いしたことで、今回このタッグが実現した。森田が“トーナメントでコースを回る”のは昨年6月「ニチレイレディス」以来のこと。その時はもちろん選手としてだったが、今回はキャディという形だから驚きだ。

「一生に一度です」と話す森田の横で、「楽しみですね」と笑う一ノ瀬。2010年には、このコースでツアー初優勝を挙げている森田の助言がさえわたる？

今年も埼玉県の武蔵丘ゴルフコースで行われる今大会。練習日にコースを歩いていると、キャップに何かをつけてキャッキャッ笑う女子プロ達の姿が目に入ってくる。よ〜く見てみると、ムーミンのぬいぐるみがつけられていた。

実は今年の3月にコースのすぐ近くに『ムーミンバレーパーク』というテーマパークがオープンしたのだが、その近さたるや14番、17番あたりでは音が聞こえてくるほど。

『ごめんね』（？）ということなのか、選手にムーミンのぬいぐるみと入場チケットが配布されたそうで、それをキャップにつけて“遊んでいた”というわけだ。

子供連れで観戦に来るギャラリーは、ゴルフ→ムーミンというコンボを楽しんでみても、いいかもしれませんね〜！

練習中の藤本麻子を見ると…ものすごく髪が短くなったこと気づく。3週間前にバッサリと切ったそうで、「ものすごく楽です！」と笑顔だ。

それまでは3年間以上伸ばしていたロングヘア―を束ねプレーしていただけに、かなりのイメチェンだ。そして藤本には、髪の毛を伸ばしていた理由があった。

それが『ヘアドネーション』をするため。このヘアドネーションとは、病気や事故で頭髪を失った子どものため、寄付された髪の毛を使用して完全オーダーメイドの医療用ウィッグを無償提供するという活動。『一人の子にウィッグを贈るのに、20人から30人分の31cm以上の長さの髪の毛が必要です』（NPO法人HERO へアドネーションプロジェクトHPより抜粋）という取り組みに賛同し、伸ばし続けていたのだった。

そして、今回その長さに達したため、カットをして寄付。これまでのロングヘア―が、今後子どもたちの役に立つことになる。

「ドライヤーもこれまで2回に分けてかけてましたが、今はタオルだけで乾いちゃいます（笑）」というほどの見事なショートヘアーに変身。ちなみに、そのギャップゆえに、「私だって気づかれないことが多いです（笑）」という事態も起こっているそうだ。

クラブ契約フリーの葭葉ルミだが、今週のキャディバッグの中を見てみると、なんだかとても統一感のある仕上がりに。実は、パター以外すべてオノフのクラブに替えて、大会に臨んでいる。

「最初UTを作ってもらったのがきっかけ。そこからウッドも持ってみたい、ドライバーも持ってみたいってなって…それならアイアンも打ってみたい、って。そしたら『ウェッジもありますよ』って言われたので、打たせてもらったらすごいよくて、替えちゃいました（笑）」

契約プロかと見まがうセッティングとなった。自分に合うクラブを選べるとあって、もちろんフィーリングがいいから選んだ結果。

「アイアンは、私のスイングに合ってる感じ。タイミング合いますね。あとウェッジがすごくよくて、開幕前にラウンドで使って急にボンって入れました。おすすめはウッド類ですね。全然曲がらないし、球が楽に上がるので、距離作りやすいし攻めやすいです！」

どうやらベタぼれの様子。初日は3アンダー・9位タイと好発進の葭葉が、オノフのクラブで通算2勝目に近づいていく。

黄金世代の1人、吉川桃が大会初日に5アンダー・3位タイの好発進。マンデートーナメントから得たチャンスを、いい形で生かしている。

今季ステップ・アップ・ツアーで優勝も果たし、現在は出られる試合に出ながらファイナルQTで来季前半戦の出場権獲得を目指し奮闘中だ。

そんな吉川だが、昨年よりもほっそりとした印象。「そうなんです！ やせました」。なんでも今年の頭から、大好きだった甘いものを“封印”し、シェイプアップに励んでいる。

その結果、現在のところ5キロの減量に成功。「ラウンド中も体が軽いし、スイングのキレも去年より増したって言われます」。ゴルフにもいい影響を及ぼしている。

その生活のなかで、こんな変化も。「最初はケーキとかガマンしてたんですけど、最近は食べなくても大丈夫になりました。むしろ、甘いものを食べると気持ち悪くなって、塩っ辛いものを求めちゃいます（笑）」。

体質改善によって引き起こされた味覚の変化。ますますキレが出て、今後のさらなる活躍につながるかも？

開幕前日、練習グリーン上で交互に別のパターを打って、テストを繰り返した勝みなみ。キャディとも相談を重ね、ピン型のスコッティキャメロンを使用しそうな雰囲気が感じられた。

実はこのパター、今季ずっと試合に“帯同”しているものの、ここまで出番はなし。普通に買うと100万円以上する逸品なのだが、まだ披露するタイミングが訪れていないのだ。だが、ついにデビューを果たすのか？

初日のグリーン上、勝の手にはエースのオデッセイ『オーワークス ＃1』が握られてました。ラウンド後、前日からの流れもふまえ話を聞くと爆笑。「今朝、急に元に戻しました（笑）。やっぱりエースになっちゃうんですよねー。でも“スコッティ”もどこかで使いますよ！」。

なんでもスコッティキャメロンは弾きがいいため、今大会のような速いグリーンだと少し不安があったようで、「もう少し遅いグリーンの時に使いたい」とのこと。「遅いか分からないですけど、伊藤園（レディス）あたりですかね（笑）」。そう予告して練習場へと向かっていきました。

コースを歩いている時、林菜乃子のキャディバッグをふと見ると、名前の横に“24”という数字が記されているのを発見。…何の数字？ 妙に気になったので本人に聞いてみると、「ニッシーです！」という答えが返ってきた。

…記者が中年だからなのか、全然ピンとこない。すると、「AAA（トリプルエー）の西島隆弘さんが好きで、それでニッシーって読める24をつけているんです（笑）」とさらに教えてくれた。

AAAという男女6人組のパフォーマンスグループメンバーの西島さんは、グループのかたわらソロ活動も行っており、『Nissy』という名義で活躍中。ドーム公演も行うほどの人気を集めている。

林はその大ファンとで、一度“愛”を語り始めると、止まらない、止まらない。今季中にはNissyのソロドームコンサートに足を運び、今オフにはAAAのコンサートにも参戦するそう。「それが楽しみで」。これが今の原動力になっている。

携帯電話の待ち受けもNissyなら、ヤーデージブックのカバーも「お手製の」Nissyカバー。そして、キャディバックには24を記し、試しに好きな『かけ算』を聞いてみると、答えはやっぱり「2×4（笑）」。全国のNissyファンのみなさん！ツアー会場でも熱狂的な方を発見しましたよー！

日本開催で、大きな盛り上がりを見せたラグビーW杯。南アフリカの優勝で幕を閉じたが、史上初の日本の8強入りなど、列島を興奮に包んだ。

その戦いに胸を熱くしていた一人が、小祝さくらだ。日本代表が8強入りを決めたスコットランド戦を観戦。「自分がプレーしているわけではないですけど、すごくうれしかったです」と感動を覚えた。

今大会2日目は、その決勝・南アフリカ―イングランド戦が開催される日と重なったため、テレビ観戦するのか聞いてみると…「見ないと思います」。

理由を聞いてみると、「私はオールブラックスファンなんです」と、“推しチーム”のニュージーランド代表が進めなかったことにあるらしい。「ニュージーランドが負けてしまったので、決勝はどちらが勝ってもうれしいです」とのほほんと答えてくれた小祝さんでした。

今年3月にムーミンのテーマパークがコース近くにオープン。大会出場者には、ムーミンの小さなぬいぐるみが配布されたが、これにテンションが上がったのがキム・ハヌル。開幕前には、キャップにつけて写真撮影するなど、胸をときめかせた。

なんでもハヌルは「カワイイキャラクターが大好き」。ムーミンだけでなく「ドラえもん、ミッキーマウス…」など挙げたらキリがない。

そのテーマパークが隣接しているため、14番、17番ではその音が聞こえるほど。これを聞きながら「楽しい〜、行きたいです」という気持ちになったそうだ。ムーミン谷ならぬ“ムーミンコース”で2年ぶりの優勝なるか？

来週はLPGAの最終プロテストが行われるが、今大会に出場中の田中瑞希も受験をする一人。調整のため、この週はテストに備える選手も多いなか、出場を決断し、無事決勝ラウンドにコマを進めた。

だが、これによって、田中はかなりの過密日程を強いられることに…。

今週の月曜日、火曜日にはプロテストの会場となる岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で練習ラウンドを実施。水曜を移動日に充て、木曜日に武蔵丘ゴルフコースに入ると、ここで練習ラウンドを行った。そして今週の試合を終えると、再び岡山に移動。月曜日にハーフを回って、火曜日からの本番に挑む計画を立てている。

「若いから全然大丈夫です！（笑）。飛行機で寝れば回復するので」とたくましい田中だが、それを心配するのが普段から仲良しの新垣比菜だ。

「今週も月、火が岡山で練習ラウンドをしていたみたいで…疲れが心配です」。田中の合格を心から願う一人として、最高のパフォーマンスをして欲しい気づかいがうかがえた。

今週の水曜日には、田中の誕生日（10月24日）を、こちらも仲良しの吉本ひかるとともにお祝い。仲間の健闘を応援している。