24歳ってもっとお姉さんだと思っていた
待ち合わせたのは、隅田川から少し東に入った両国の駅前にある寺院『回向(えこう)院』。江戸時代後期に義賊として名を馳せた鼠小僧次郎吉の墓があり、鼠小僧が長らく捕まらなかったことから、勝負運や金運などの御利益があると現在はパワースポットの1つとなっている。子(ねずみ)と鼠にかけて、20年の運気をあやかろうというわけだ。
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「早く行きますよ〜!」
この日、三ヶ島は黒の着物姿を選んだ。「着物は着るだけで楽しいですよね。テンションが上がります。いつもゴルフウェアかジャージなので(笑)」と試合中にはなかなかお目にかかれない屈託のない笑顔でお出迎えしてくれた。
「年女だから大人な感じというのを求められたので、シックな感じではないけどおとなしい雰囲気のものを選びました。肌が白いので、それが目立ってくれたらいいですね」
「年女だから大人な感じというのを求められたので、シックな感じではないけどおとなしい雰囲気のものを選びました。肌が白いので、それが目立ってくれたらいいですね」
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もはや若女将のようなたたずまい
風習通り、鼠小僧の墓石を削りお守りに。手を合わせる姿はもうすっかり大人の女性だ。だが、本人は「24歳ってもっとお姉さんだと思ってた」と笑う。
「高校生のときに考えていた24歳ってとても大人だと思っていましたが全然違いますね。“こんなものなの!?”って(笑)12年前からプロゴルファーになるんだとは思っていたけど、中身は全然『あれ?』という感じ。見た目とかも大人なオーラが出るんだろうと…。おしゃれで綺麗で色気があって…みたいなイメージでしたね」
12歳のころからプロゴルファーは“夢”ではなく“なるもの”だった。
「だからこうしてプロゴルファーになっていても、12歳の自分はすごいと思っていないと思いますよ。きっと『もっと頑張れよ』って思っているでしょうね。賞金は稼げているけど目標の優勝はできていないですから」。
12年前の“自分”との対峙でもお互いに強気の虫を覗かせるのが三ヶ島らしい。
「高校生のときに考えていた24歳ってとても大人だと思っていましたが全然違いますね。“こんなものなの!?”って(笑)12年前からプロゴルファーになるんだとは思っていたけど、中身は全然『あれ?』という感じ。見た目とかも大人なオーラが出るんだろうと…。おしゃれで綺麗で色気があって…みたいなイメージでしたね」
12歳のころからプロゴルファーは“夢”ではなく“なるもの”だった。
「だからこうしてプロゴルファーになっていても、12歳の自分はすごいと思っていないと思いますよ。きっと『もっと頑張れよ』って思っているでしょうね。賞金は稼げているけど目標の優勝はできていないですから」。
12年前の“自分”との対峙でもお互いに強気の虫を覗かせるのが三ヶ島らしい。