• カテゴリ別に見る
  • ギア
  • レッスン
  • ライフ
  • 漫画
  • ALBA TV TOP
  • 新着動画
  • マイナビネクストヒロインツアー
  • トッププロのレッスン
  • 話題のギア・ゴルフクラブ
  • 女子プロの素顔に迫る
  • バラエティ / 密着ドキュメント
  • ゴルフニュース / 業界情報
  • プロコーチのレッスン
  • 注目のネクストヒロイン
  • トーナメント中継
  • ゴルフ界のSNS
  • 雑誌出版
  • ショッピング
  • ゴルフ場予約
  • 連載
  • ゴルフ辞典
  • プレゼント
  • ALBA 公式SNS
  • facebook
  • X
  • instagram
  • LINE お友達登録
  • YouTube (ALBA TV)
  • 関連サイト
  • Regina-Web
  • マイナビネクストヒロイン公式
  • 掲載されている全てのコンテンツの無断での
    転載、転用、コピー等は禁じます。
    © ALBA Net

    ALBA Net  ゴルフ

    メルマガ登録
    注目!
    • 女子プロ写真館
    ツアー情報

    JLPGAツアー

    国内女子 ライブフォトなど多彩なコンテンツを配信!

    毎日の健康生活が生んだ史上最年長優勝 50歳でツアーを制した舞台裏【名勝負ものがたり】

    歳月が流れても、語り継がれる戦いがある。役者や舞台、筋書きはもちろんのこと、芝や空の色、風の音に至るまで鮮やかな記憶。かたずをのんで見守る人々の息づかいや、その後の喝采まで含めた名勝負の数々の舞台裏が、関わった人の証言で、よみがえる。

    配信日時:2021年12月7日 23時00分

    • JLPGA
    21年はエージシュート達成!健康長寿はまだまだ現役です(提供:大会事務局)
    21年はエージシュート達成!健康長寿はまだまだ現役です(提供:大会事務局)
    この記事の写真 1 枚を見る
    50歳と312日で、女子プロゴルフ史上最年長優勝を飾った岡田美智子。1995年の大詰め、大王製紙エリエール女子オープンで優勝した鮮やかな記憶をたどる。

    「とてもよく覚えています。(大会前日の)プロアマに出られなくて練習場でボールを打っていたら『岡田さん、アイアン、ダフってますよ』って、沢田(さと子)さんに言われたの。横にいた永田(富佐子)さんなんて『そんな音聞くのイヤだからこっちで打って』って言ったくらい。2人とも『いつもはパンチショットなのに、いつもと違う』って」。言われて、自分が振りすぎていたことに気が付いた。

    この年1月に50歳になった女子プロ1期生。前年、賞金ランキング54位になり、わずかな差で、人生初のシード落ちを喫していた。それでも、毎朝のジョギングを欠かさず、健康に悪いことはしない生活を続け、体力、気力はまったく衰えていない。シード権復活を目指し、充実したオフシーズンを過ごしていた。

    アジアサーキット(現アジアツアー)に出場することを決め、申し込みをしたときには、担当者が間違いじゃないか、と確認をしたほどだった。そこで新たなエネルギーを得て、予選会(現在のQT)では初日「78」を叩きながら、その後で巻き返して出場権を獲得した。

    こうして臨んだ1995年は順調にプレーして、すでにシード復活も確定させて迎えた大会だった。開催コースのエリエールGC(香川県)は高麗グリーン。「昔の人間だから高麗はうまく打てるのよ」と、気分よくプレーした。

    初日はイーブンパー。首位の高又順に6打差21位タイと静かなスタートを切った。2日目は5アンダー。1つスコアを落とした高を含めて6人が首位に並ぶ大混戦となった。

    電話でおしどり夫婦として知られる夫、佐藤暁氏から「ミッチー、いつもの感じでやればいいんじゃない」と声をかけられて挑んだ最終日。早朝4キロのジョギングも、いつもと変わらない。

    地元・伊勢原の後輩、松澤知加子、野呂奈津子との組み合わせの最終組。松澤と同じ6アンダーで迎えた15番、松澤が先に5メートルのバーディパットを沈めると、岡田も4メートルを入れ返す。

    ゲームが動いたのは16番だった。「上りのホール。左はOBだけど、まっすぐ行けばいい。練習ラウンドで永田さんと『優勝争いになるとこの辺にピンを切るよね』と話していたそこにピンがあって、私は残り120ヤードを1.5メートルにピタリとつけました。チコちゃん(松澤)は飛ぶから、たぶん70〜80ヤードくらいだったけど乗るだけだった。私はバーディ。チコちゃんは3パットでボギーを叩いて2ストローク差になったんです」

    17番パー3はボギーを叩いたが、それでもトータル7アンダー。6アンダーで高、小林浩美、金萬寿が先に上がる中、最終18番パー5に臨んだ。

    残り55ヤードの3打目によぎったのは、師匠、中村寅吉の教えだ。「ショートアイアンはとにかくしっかり打て」。これを守って左奥7メートルのエッジに運んだ。松澤は3打目を1メートルのバーディチャンスにつけている。

    「順目だよね?」とキャディに確認し、パターで素振りを2回して打ったパットは、刺したままのピンに当たってド真ん中からカップインするバーディだ。トータル8アンダーで優勝が決まった。

    これを見た松澤は1メートルのパットを外して単独2位を逃してしまう。「『岡田さんがあんなスゴイの入れたから震えちゃって』って言ってました」と笑ったが、相手を黙らせるには十分な1打だった。

    ツアー通算10勝目。師匠からは「ツアー10勝して1人前だ」と言われていた。その約束をようやく果たせた優勝だった。「36歳で結婚した主人には『10勝したら子供を産むね』と言っていたんですけど、50歳11か月になってしまっていて」という勝利でもあった。

    50歳312日での史上最年長優勝記録。自らが持つ47歳253日を塗り替える世界記録。「雨の日以外は朝のジョギングをしたりスクワットをしていました。健康に悪いことは何もしなかったし」という意識の賜物。いまだに破られていない記録を残した名勝負となった。(文・小川淳子)
    50歳と312日で、女子プロゴルフ史上最年長優勝を飾った岡田美智子。1995年の大詰め、大王製紙エリエール女子オープンで優勝した鮮やかな記憶をたどる。

    「とてもよく覚えています。(大会前日の)プロアマに出られなくて練習場でボールを打っていたら『岡田さん、アイアン、ダフってますよ』って、沢田(さと子)さんに言われたの。横にいた永田(富佐子)さんなんて『そんな音聞くのイヤだからこっちで打って』って言ったくらい。2人とも『いつもはパンチショットなのに、いつもと違う』って」。言われて、自分が振りすぎていたことに気が付いた。

    この年1月に50歳になった女子プロ1期生。前年、賞金ランキング54位になり、わずかな差で、人生初のシード落ちを喫していた。それでも、毎朝のジョギングを欠かさず、健康に悪いことはしない生活を続け、体力、気力はまったく衰えていない。シード権復活を目指し、充実したオフシーズンを過ごしていた。

    アジアサーキット(現アジアツアー)に出場することを決め、申し込みをしたときには、担当者が間違いじゃないか、と確認をしたほどだった。そこで新たなエネルギーを得て、予選会(現在のQT)では初日「78」を叩きながら、その後で巻き返して出場権を獲得した。

    こうして臨んだ1995年は順調にプレーして、すでにシード復活も確定させて迎えた大会だった。開催コースのエリエールGC(香川県)は高麗グリーン。「昔の人間だから高麗はうまく打てるのよ」と、気分よくプレーした。

    初日はイーブンパー。首位の高又順に6打差21位タイと静かなスタートを切った。2日目は5アンダー。1つスコアを落とした高を含めて6人が首位に並ぶ大混戦となった。

    電話でおしどり夫婦として知られる夫、佐藤暁氏から「ミッチー、いつもの感じでやればいいんじゃない」と声をかけられて挑んだ最終日。早朝4キロのジョギングも、いつもと変わらない。

    地元・伊勢原の後輩、松澤知加子、野呂奈津子との組み合わせの最終組。松澤と同じ6アンダーで迎えた15番、松澤が先に5メートルのバーディパットを沈めると、岡田も4メートルを入れ返す。

    ゲームが動いたのは16番だった。「上りのホール。左はOBだけど、まっすぐ行けばいい。練習ラウンドで永田さんと『優勝争いになるとこの辺にピンを切るよね』と話していたそこにピンがあって、私は残り120ヤードを1.5メートルにピタリとつけました。チコちゃん(松澤)は飛ぶから、たぶん70〜80ヤードくらいだったけど乗るだけだった。私はバーディ。チコちゃんは3パットでボギーを叩いて2ストローク差になったんです」

    17番パー3はボギーを叩いたが、それでもトータル7アンダー。6アンダーで高、小林浩美、金萬寿が先に上がる中、最終18番パー5に臨んだ。

    残り55ヤードの3打目によぎったのは、師匠、中村寅吉の教えだ。「ショートアイアンはとにかくしっかり打て」。これを守って左奥7メートルのエッジに運んだ。松澤は3打目を1メートルのバーディチャンスにつけている。

    「順目だよね?」とキャディに確認し、パターで素振りを2回して打ったパットは、刺したままのピンに当たってド真ん中からカップインするバーディだ。トータル8アンダーで優勝が決まった。

    これを見た松澤は1メートルのパットを外して単独2位を逃してしまう。「『岡田さんがあんなスゴイの入れたから震えちゃって』って言ってました」と笑ったが、相手を黙らせるには十分な1打だった。

    ツアー通算10勝目。師匠からは「ツアー10勝して1人前だ」と言われていた。その約束をようやく果たせた優勝だった。「36歳で結婚した主人には『10勝したら子供を産むね』と言っていたんですけど、50歳11か月になってしまっていて」という勝利でもあった。

    50歳312日での史上最年長優勝記録。自らが持つ47歳253日を塗り替える世界記録。「雨の日以外は朝のジョギングをしたりスクワットをしていました。健康に悪いことは何もしなかったし」という意識の賜物。いまだに破られていない記録を残した名勝負となった。(文・小川淳子)
    JLPGA (国内女子) メニュー
    ツアーTOP
    年間日程
    ニュース一覧
    ライブフォト一覧
    ツアー登録選手
    記録成績

    JLPGAツアー 週間アクセスランキング

    ツアー別に見る

    全ツアーTOPJLPGA (国内女子)
    JGTO (国内男子)LPGA (米国女子)
    PGA (米国男子)DP World (欧州男子)
    AsianLIV GOLF
    ステップアップネクストヒロイン
    PGAシニアABEMA
    アマチュア・他LADY GO CUP

    大会情報

    1. JGTO (国内男子)
      2024年11月21日 11月24日
      開催中
      カシオワールドオープン
    2. JLPGA (国内女子)
      2024年11月21日 11月24日
      開催中
      JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ
    3. PGA (米国男子)
      2024年11月21日 11月24日
      速報中
      ザ・RSMクラシック
    4. LPGA (米国女子)
      2024年11月21日 11月24日
      速報中
      CMEグループ・ツアー選手権
    5. DP World (欧州男子)
      2024年11月21日 11月24日
      速報中
      オーストラリアPGA選手権
    6. Asian
      2024年11月21日 11月24日
      開催中
      LINK香港オープン
    7. PGAシニア
      2024年11月22日 11月24日
      開催中
      いわさき白露シニア
    8. アマチュア・他
      2024年11月19日 11月22日
      開催中
      JLPGAファーストQT【A地区】
    9. アマチュア・他
      2024年11月19日 11月22日
      開催中
      JLPGAファーストQT【B地区】

    おすすめコンテンツ

    アルバをラインの友達に追加するバナー。アルバからおすすめの記事がラインに届きます

    関連サイト