「ボールがつかまればスコアを作る自信があるんです」
2022年の「楽天スーパーレディース」で初優勝を挙げたときにコースである辻村明志氏がターニングポイントとして挙げたエピソード。
19年のプロテストに一発合格。「日本女子アマ」、「日本ジュニア」の二冠を引っ提げてルーキーとしてプロのトーナメントに出場したが、同級生たちが続々と優勝するなかで思ったように成績が上がらない。
そんな11月の「伊藤園レディス」で最終日のラウンドが終わった後、そのままの足で辻村氏のもとに練習に行った吉田は「私はボールがつかまればスコアを作る自信があるんです。どうしたらつかまるかを教えてください」と言ったという。
辻村氏はしみじみと振り返る。「それを聞いて、時間をかけてやろうと伝えたときに、“私に必要ならやります”と。そこから優利は目先のことではなく先を見据えてできるようになりました」。それからの吉田は目に見えて変わった。オフには休息日でも打ち込むようになった。トレーナーと一緒によりいっそう取り組み体力もついた。その結果がルーキーシーズンでの複数回優勝につながったのだ。
とはいえ、プロとなってから一度もトップ10に入っていない段階で「スコアを作る自信がある」と言える自信、そして客観的な視点。クレバーさが光る吉田らしいエピソードだ。
2022年の「楽天スーパーレディース」で初優勝を挙げたときにコースである辻村明志氏がターニングポイントとして挙げたエピソード。
19年のプロテストに一発合格。「日本女子アマ」、「日本ジュニア」の二冠を引っ提げてルーキーとしてプロのトーナメントに出場したが、同級生たちが続々と優勝するなかで思ったように成績が上がらない。
そんな11月の「伊藤園レディス」で最終日のラウンドが終わった後、そのままの足で辻村氏のもとに練習に行った吉田は「私はボールがつかまればスコアを作る自信があるんです。どうしたらつかまるかを教えてください」と言ったという。
辻村氏はしみじみと振り返る。「それを聞いて、時間をかけてやろうと伝えたときに、“私に必要ならやります”と。そこから優利は目先のことではなく先を見据えてできるようになりました」。それからの吉田は目に見えて変わった。オフには休息日でも打ち込むようになった。トレーナーと一緒によりいっそう取り組み体力もついた。その結果がルーキーシーズンでの複数回優勝につながったのだ。
とはいえ、プロとなってから一度もトップ10に入っていない段階で「スコアを作る自信がある」と言える自信、そして客観的な視点。クレバーさが光る吉田らしいエピソードだ。