「9はパーソナルナンバー」

2018年のルーキーイヤーにキャディバッグの名前の後に刺繍された「9」の数字の意味を聞かれて。

同年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」に出場したイ・ジョンウン6など、韓国勢は同じ名前のときに区別するために名前の後に数字を入れるが、さすがに原英莉花は1人だけ…。というわけで、理由は別にあった。それがゲン担ぎ。原英莉花は「9」という数字をかなり大事にしているのだという。

「結構、意識しています。例えば、私はお風呂が好きで遠征先のホテルもできる限り、温泉があるところを選びますが、湯船から上がる前に秒数を数え始めて、2桁の数字の合計が“9”になったときにでるようにしているんです（笑）大体は“よし、そろそろ”と思ったら、そこから63秒数えてから、上がることが多いです」

ちなみにこの年、ステップ・アップ・ツアーで2戦2勝、プロテスト合格、さらにシード入りとルーキーらしからぬ活躍を見せた原は、ドライバーのうまさを表すスタッツトータルドライビング（ドライビングディスタンス順位とフェアウェイキープ率順位を合算した値）で9位だった。