今季もメジャーを制した川崎春花、尾関彩美悠といったルーキーが活躍している国内女子ツアー。それだけに、11月に控えた今年の最終プロテストにも新たなヒロインとなる原石がたくさんエントリーしている。そこで注目の選手を先取りするべく、ヒロイン候補をピックアップ! これを読めばプロテスト、そして来年のツアーがより面白くなること間違いなし。
中野なゆはこんな選手です【紹介動画】
華々しいアマチュア時代の実績はないが、ヒロインの原石として輝いている選手がいる。中野なゆだ。中野は今年で4回目のプロテスト受験。昨年は2打足らず第2次予選を不通過となったが、今年は第2次予選(C地区・呉CC)を7アンダー7位タイで通過した。
「緊張するとアドレナリンが出すぎるところがあり、経験不足もありました。でも今年は、自信を持ってテストに臨めています。今までと違ってマネジメントができていると思います」と、中野は話す。
1999年生まれの23歳。高知県出身で、四国ジュニアゴルフ選手権では2回優勝のキャリアを持つ中野だが、「中学時代に四国の大会で優勝してすごくうれしかったんですが、全国では通用しませんでした」と話したように悔しさを味わい、高校はゴルフ部のある高知中央高校に進学して腕を磨いた。「私のプレーはしつこいといわれます。グリーンに乗らなくてもパーを獲るスタイル。“グリーンを外してもアプローチがうまければあせらないでしょ”と教わりました」と、高校時代の教えを振り返る。
高校を卒業してからは茨城で一人暮らし。「研修生を一年半やって、親のありがたさがよく分かりました。ブロッコリーの食べ方さえ分からず、お母さんに電話して教わったぐらいです。早く稼げるようになって親孝行がしたいです」という中野。その当時は4時起きで5時から仕事。昼から練習をする毎日だった。その後、派遣のキャディに仕事を変え「7時に出勤して午後1時に仕事が終わり、その後に練習」という生活に変わった。「研修生のころは過酷すぎて、キャディ時代は楽しかったです」と話す。
そんな中野の夢は「ツアー会場に大型バイクに乗って行く」ことだという。クルマ好きの女子プロはわりといるが、バイク好きというのはあまり聞いたことがない。選手の家族でハーレーダビッドソンに乗ってツアー会場入りした人を見たことはあるが、バイクで会場入りした女子プロはこれまで見たことがない。中野の夢が実現したら、大きな話題を呼ぶのは間違いないだろう。(文・河合昌浩)
中野なゆはこんな選手です【紹介動画】
華々しいアマチュア時代の実績はないが、ヒロインの原石として輝いている選手がいる。中野なゆだ。中野は今年で4回目のプロテスト受験。昨年は2打足らず第2次予選を不通過となったが、今年は第2次予選(C地区・呉CC)を7アンダー7位タイで通過した。
「緊張するとアドレナリンが出すぎるところがあり、経験不足もありました。でも今年は、自信を持ってテストに臨めています。今までと違ってマネジメントができていると思います」と、中野は話す。
1999年生まれの23歳。高知県出身で、四国ジュニアゴルフ選手権では2回優勝のキャリアを持つ中野だが、「中学時代に四国の大会で優勝してすごくうれしかったんですが、全国では通用しませんでした」と話したように悔しさを味わい、高校はゴルフ部のある高知中央高校に進学して腕を磨いた。「私のプレーはしつこいといわれます。グリーンに乗らなくてもパーを獲るスタイル。“グリーンを外してもアプローチがうまければあせらないでしょ”と教わりました」と、高校時代の教えを振り返る。
高校を卒業してからは茨城で一人暮らし。「研修生を一年半やって、親のありがたさがよく分かりました。ブロッコリーの食べ方さえ分からず、お母さんに電話して教わったぐらいです。早く稼げるようになって親孝行がしたいです」という中野。その当時は4時起きで5時から仕事。昼から練習をする毎日だった。その後、派遣のキャディに仕事を変え「7時に出勤して午後1時に仕事が終わり、その後に練習」という生活に変わった。「研修生のころは過酷すぎて、キャディ時代は楽しかったです」と話す。
そんな中野の夢は「ツアー会場に大型バイクに乗って行く」ことだという。クルマ好きの女子プロはわりといるが、バイク好きというのはあまり聞いたことがない。選手の家族でハーレーダビッドソンに乗ってツアー会場入りした人を見たことはあるが、バイクで会場入りした女子プロはこれまで見たことがない。中野の夢が実現したら、大きな話題を呼ぶのは間違いないだろう。(文・河合昌浩)