2017年度は、勝みなみ、新垣比菜、小祝さくら、ら今季ツアーを賑わす黄金世代の面々11名が一発合格を果たしたが、今年は、稲見萌寧、菅沼菜々、鶴岡果恋、廣田真優、吉本ここねの5名が栄誉ある一発合格組に。プロテスト最終日翌日の7月28日(土)に小林浩美会長から、認定証とバッジを受け取り、晴れてアマチュアからプロの仲間入りをしたが、入会式後に、同級生の同期5名に集まってもらい、座談会を敢行。それぞれの個性と、今後の目標を聞きました。
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プロなりたて初取材!第90期生”高卒一発合格組5名”座談会
7月末、チェリーヒルズゴルフクラブにて2018年「LPGA最終プロテスト」が行われ、新たに21名のLPGA会員プロが誕生。LPGA入会式後に、高卒一発合格を果たした5人に早速、プロ初取材を行った。(取材・標英俊)
配信日時:2018年7月30日 14時55分
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2017年度は、勝みなみ、新垣比菜、小祝さくら、ら今季ツアーを賑わす黄金世代の面々11名が一発合格を果たしたが、今年は、稲見萌寧、菅沼菜々、鶴岡果恋、廣田真優、吉本ここねの5名が栄誉ある一発合格組に。プロテスト最終日翌日の7月28日(土)に小林浩美会長から、認定証とバッジを受け取り、晴れてアマチュアからプロの仲間入りをしたが、入会式後に、同級生の同期5名に集まってもらい、座談会を敢行。それぞれの個性と、今後の目標を聞きました。
第90期生 高卒一発合格組 紹介
稲見萌寧 1999年7月29日生まれ、東京都豊島区出身。166cm。■ゴルフ歴/10歳〜 ■得意クラブ/アイアン全般 ■趣味/音楽鑑賞 ■目標とするゴルファー「チョン・インジプロ」
菅沼菜々 2000年2月10日生まれ、東京都立川市出身。158cm。■ゴルフ歴/6歳〜 ■得意クラブ/パター ■趣味/ライブ鑑賞 ■スポーツ歴/スキー、スノーボード ■目標とするゴルファー「渡邉彩香プロ」
鶴岡果恋 1999年8月20日生まれ、神奈川県横浜市出身。165cm。■ゴルフ歴/10歳〜 ■得意クラブ/ピッチングウェッジ ■趣味/ショッピング ■特技/卓球
廣田真優 1999年6月29日生まれ、東京都足立区出身。153cm。■ゴルフ歴/9歳〜 ■得意クラブ/パター ■目標とするゴルファー「申ジエプロ」
吉本ここね 2000年1月5日生まれ、北海道札幌市出身。161cm。■ゴルフ歴/8歳〜 ■得意クラブ/ショートアイアン ■趣味/野球観戦 ■資格/英検準2級
----「入会式を終えて、晴れてLPGA会員となりましたが、一人づつ感想を聞かせてください(ALBA)」
廣田真優「まだ『プロになった』実感はありませんが、最終日までの4日間を終えて、思い出すのは最終日の1番のティショットは緊張しましたが、その後は全然緊張しなかった。一発合格できたことは、本当に嬉しいのひと言しかないです。ツアーに出場して、上位に入れるようになったら『プロになった』と実感できるのかも知れません」
稲見萌寧「4日間が終わったあとは、どッと疲れが出て、宿泊先に戻っても、動けないくらいでした。本当にまだ実感はないです。これからプロツアーに出場して、用具とかも、ツアーバッグに変わったり、変化を感じていけばいくほど、段々と実感が沸いてくるのだと思います」
全員「わかる!」
稲見萌寧「名前の入ったツアーバッグとかが一番実感するかも。キャディバッグの担ぎの試合とかもないですから(笑)」
----「確かに、これからは担ぎの試合はなくなりますよね(ALBA)」
稲見萌寧「昨年は、11名の一発合格の方がいましたが、今年は5人。全員が“関東”なんです…いや違った、東日本なんですよ(※廣田、稲見、菅沼が東京、鶴岡が神奈川出身だが、吉本は北海道出身)」
菅沼菜々「いろいろな方からメッセージや電話をもらって、合格したんだな、と思いました。プロの実感はあまりないですが、賞金をもらえれば実感が沸くと思います」
吉本ここね「みんなと同じで全然実感が沸かなくて…、でもツアーに出場したとき、名前の前に“@(アマチュア)マーク”がつかなくなるんだな、と思いました(笑)」
鶴岡果恋「昨日までは実感がなかったですが、入会式で賞状とバッジを頂いたときに、やっと少し実感が沸いて。これから試合に出場していくなかで、プロの自覚が生まれるんだと思います」
----「1999~2000年生まれの、自分たちの世代は『何世代』だと思いますか?(ALBA)」
廣田真優「『黄金』と『プラチナ』に挟まれた世代。鉄?って言ってたんだっけ?」
鶴岡果恋「チタン、みたいな?」
全員「スチールとか、カーボンみたいな(笑)。上も下も“○○世代”と言われているけど、私たちは何にもいれわていないんです」
稲見萌寧「ツアーとかで、上位に入ったときは、勝みなみさんと同学年だと思われる。よく間違われる(笑)。私たちもいるよ!という思いから、みんな主張が強くなっているんです」
全員「(笑)」
菅沼菜々「私たちは雑草世代で良くない?」
稲見萌寧「雑草はヤダ!『黄金』と『プラチナ』に挟まれているから、サンドイッチ世代とか?」
廣田真優「全然面白くない(笑)」
稲見以外の4人「雑草魂世代でいいんじゃない?萌寧ちゃんだけは別ので(笑)」
と、息の合った掛け合いを見せる5人だが、一発合格にできたことについて聞くと…「本当に大きいです」と口を揃える。彼女たちのなかでは、2019年度のQT制度改定(⇒参照)により「来年はさらに厳しくなる…と思っていた」といい、「今年受からないといけないというプレッシャーは大きかった」のだとか。狭き門を一発合格で突破した5人は、今後レギュラーツアーの推薦出場を狙いながら、ステップ・アップ・ツアーに出場し、プロデビューを果たすが、ゴルフファンへの自身のアピールポイントと、プロとしての目標を聞いた。
----それぞれの自己アピールポイントを教えてください。得意なクラブや、ファンに見て欲しいプレーなどを?(ALBA)
鶴岡果恋「私は基本的には試合中は『ポーカーフェイス』なんです。普段はよく笑いますが、ゴルフの時は、淡々としている」
稲見萌寧「え?ファンの方にどういうプレーを見せたいか?がわからないんだけど(笑)」
----キリッとした真剣な表情でプレーするタイプだということですね(笑)。得意なプレー、魅せたいプレーは?(ALBA)
鶴岡果恋「いまは、特別に飛距離がある方ではないですが、これからトレーニングをして、『飛ばし屋』として活躍して、注目を浴びることができるように頑張りたいですね」
吉本ここね「私は北海道なので、今季の残り2試合の道内での試合で活躍して、いつも応援して頂いている方に恩返しがしたい」
菅沼菜々「私は長いパットが得意なので、“これは無理だな〜”って思わないで欲しい!」
----10m以上のパットでも、ファンの方に期待を持ってもらいたい?(ALBA)
菅沼菜々「自分でいうのも…ですが(笑)10mでも入る自信があるんですよ。パッティングは本当に自信があるので、長めのパーパットでも“無理だ”と思わないで欲しい」
稲見萌寧「鈴木愛さんへの挑戦状?」
全員「(笑)」
菅沼菜々「パッティングで会場を沸かせられるようなプレーをしたいんです」
稲見萌寧「私がアイアンショットが得意。精度をもっともっと高めて、『全部、セカンドショットで入れてやる!』みたいな感覚、気持ちで狙っていきたい。ボギーをあまり打たないタイプですが、バーディをしっかり獲れる選手になって、優勝争いに加われたら」
廣田真優「私も、得意のパターでたくさんのバーディを決められるようにしたい。ファンの方にゴルフを楽しんでもらえるようなプレーをしたい。歓声を引き出せるように、沸かせられるように。あとは、笑顔をいつも心がけています(笑)」
----わかりました(笑)、皆さんはプロとしてのスタートラインに立ちましたが、3年後の目標を聞かせてください(ALBA)
稲見萌寧「安定したシード選手ですね」
廣田真優「同じく、ツアーで安定して活躍していたい」
吉本ここね「私も目指すのは同じです」
菅沼菜々「私は、平均パット1位を獲りたい」
----鶴岡さんは、ドライビングディスタンス1位でいい?(ALBA)
鶴岡果恋「お願いします!いまは240〜250ヤードですが、平均270ヤードを目指します」
1つ上の年代はいわずもがな『黄金世代』、下の年代は今季ツアーでたびたび優勝争いを見せる安田祐香らの『プラチナ世代』と呼ばれ、『谷間の世代』と本人たちも口を揃える1999年〜2000年組。
ALBA.Netでは、ひとまず彼女たちの多数決で"雑草魂世代"と呼ばせて頂きますが、これから原石として個性を発揮し、プロとして磨かれ、いずれ光り輝く『ダイヤモンド世代』として、ツアーを引っ張ってもらいたいですね。
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