2017年プロテストに合格した勝みなみ、新垣比菜、小祝さくら、ら黄金世代と呼ばれる年代は、早くも2018年レギュラーツアーで存在感を見せているが、2018年合格の渋野日向子&木下彩も今後レギュラツアーでの活躍を目指してスタートラインを切った同世代。LPGA会員プロデビュー戦となるステップ・アップ・ツアー「山陰合同銀行 Duoカードレディース(鳥取県・大山平原ゴルフクラブ)」練習日にそれぞれの個性と今後の目標を聞きました。
⇒2018年度 最終プロテスト合格者一覧&入会式フォトギャラリーはこちら【写真72枚】渋野日向子 プロフィール
■1998年11月15日生まれ
■出身地:岡山県岡山市
■出身校:作陽高校
■身長165センチ、体重62キロ、AB型
■ゴルフ歴:8歳〜
■趣味:習字、ソフトボール
■特技:ソフトボール
■スポーツ歴:ソフトボール、野球
■ドライバー飛距離:240ヤード
■得意クラブ:5番ウッド
■最終プロテスト受験回数:2回目
■目標とするプロ:鈴木愛、前田陽子、大出瑞月
⇒レギュラー初出場で600万獲得の強運・渋野日向子はステップで成長中木下彩 プロフィール
■1999年1月13日生まれ
■出身地:山口県山口市
■出身校:高川学園高校
■身長159センチ、体重54キロ、A型
■ゴルフ歴:10歳〜
■趣味:マンガを読むこと
■スポーツ歴:バレーボール
■ドライバー飛距離:240ヤード
■得意クラブ:ドライバー
■最終プロテスト受験回数:2回目
■目標とするプロ:テレサ・ルー
---「プロテスト合格後の感想をお聞かせください(ALBA)」
木下彩「挨拶周りでバタバタしました(笑)地元・山口県の宇部72カントリークラブでアルバイトしていて、あとはメンバーコースの徳山国際カントリー倶楽部でラウンドをしていたので、挨拶を」
渋野日向子「私はゆっくりしていました。甲子園を観にいったり(笑)」
木下「いいな〜」
渋野「ソフトボールの中継を見たり…有意義に過ごすことができました」
---「LPGA会員となって試合をしていく心境は?(ALBA)」
木下「プロになっても“プロに見えない”とよく言われます。鳥取に来て、練習場にいったら、“中学生?”って何度も言われて…。早くプロとしてみてもらえるようになりたいです!」
---「木下さんはアマチュアからプロ転向という形ですが、渋野さんは今季ステップ開幕から試合には出場していましたね(ALBA)」
渋野「気持ち的には変わりました。本格的に“プロ”と言えるようになったので、しっかりしないと!という感覚ですね」
木下「私はツアーについて知らないことだらけなので、全部教えてもらっています」
渋野「ちょっと先輩なので(笑)」
---「渋野さんは岡山、木下さんは山口で同じ中国地方だけど、昔から仲が良かった?(ALBA)」
渋野「いいってことにしておこうか(笑)」
木下「(笑)」
渋野「同じ地方から合格者が出たのは嬉しかったですね」
木下「中国地方で同学年で同期だからね」
---「二人とも黄金世代で、2017年は一発合格者が多く、ツアーでも活躍している選手もいますが…(ALBA)」
渋野「そうですね。一緒によく練習ラウンドをしていた大里桃子が優勝しましたし…あれはすごかった。最終プロテストも私たち二人は一緒に練習ラウンドしましたし、“勝っちゃったな!”って。焦りはないですが、私は私のペースでいこうかなと。今年はファイナルQTから出場できるステップ賞金ランクで5位以内に入るのが目標。運がよければ、賞金ランク1位を狙いたいですが…」
木下「頑張ってください」
渋野「頑張ります(笑)そしてファイナルQTでは、来年のレギュラーツアー出場可能な順位に。できればQT10位以内」
木下「20位以内なら確実?すいません、勉強中で」
渋野「この人は去年、QTすらうけていないんです」
木下「パターが悪すぎて、1年間は練習しようという気持ちでした。だから今年がツアーも、QTも、すべてが初めてです。ステップでは予選落ちだけはしたくない。少しづつ試合に慣れていって、QTではレギュラーに出場できる位置に入りたい」
---「二人が出会ったのはいつ?(ALBA)」
木下「ホテルで出会わんかった??中学のときに“明日よろしく!”って声をかけたのを覚えている」
渋野「中学校のとき、めっちゃ上手くて。雲の上の存在だった。私は全然だった」
木下「高校で入れ違っちゃった(笑)いまはプライベートでも連絡する仲ですよ。でも意外と会いずらい距離なんですよ、山口と岡山って」
渋野「広島で会おうかって(笑)。だからまだ一緒にどこか出かける約束は果たせていないんです」
---「お互いの好きなところは?(ALBA)」
渋野「高校のときは一緒に回ったときは、ラウンド中にずっとしゃべっていた。プレー中は集中したい!という人もいると思いますが、私は緊張するほうなので、逆にペラペラ話しながらいきたいタイプだったので。それが合うんですよね」
木下「たしかに話しやすいからめっちゃ会話していた。気を使わなくていい」
---「では、それぞれのプレーで凄いと思うところは?(ALBA)」
渋野「プロテスト2日目に『64』はすごかったよね。ショットが安定している。打ったら全部同じ球なんです!」
木下「スコアが安定している。ボギーを打ちそうなホールでも、しっかりパーパットを決めるのがすごい」
渋野「私はプロテスト初日が『73』の1オーバー(56位タイ)だった。やばいなと思ったけどなんとか」
木下「うちのばあちゃんは、私の心配よりも渋野の心配をずっとしていた(笑)渋野が段々上に上がってきたけど、最終日もずっと祈っていた。渋野は気が強いですね。けっこう怒るし」
渋野「最近はちょっと治ってきたよ!」
木下「パターを手で叩いていた。“手痛くないなのかな〜?”って思っていましたね(笑)」