2017年から日本ツアーに参戦し、4季連続のシード権を獲得するなど活躍したユン・チェヨン(韓国)が、自身のSNSで現役引退を表明した。日本でのラストマッチは3月30日開幕の「ヤマハレディースオープン葛城」となり、キャリア最終戦は母国で4月27日から始まる「クリスF&C選手権」となる。
ウェア姿の写真とともに韓国語と日本語で投稿されたメッセージでは、「いまだに、引退するということが実感できないですが。2005年プロになった以来、韓国、日本を合わせていつのまにか18年間という年月が経ちました。ふりかえるとつらかった時もありましたが、ゴルフを愛する一人として幸せなツアー生活を送れた気がします」と心境を説明。
続けて「これまで現役を続けられるようにサポートして下さったスポンサーの皆さま、そしていつもあたたかいごせいえんと、はげましのことばをかけて下さったファンの皆様、こころから感謝します。ユン・チェヨンと大切な時間と瞬間をともにして下さった皆さん、ほんとうにありがとうございました」(ともに原文ママ)など感謝を伝えた。
現在36歳のチェヨンは、韓国ツアーで1勝を挙げた後の17年に単年登録選手として日本ツアーに参戦。同年には賞金ランク35位に入り、初シードを獲得した。さらに翌年にはキャリアハイとなる賞金ランク17位になるなど、20-21年シーズンまで出場権を守った。しかし昨年はメルセデス・ランキング77位と低迷し、シードを喪失。12月に出場したQTも77位とふるわず、シーズンを終えていた。2018年「日本女子オープン」5位などの成績を残しているが、日本で優勝することはできなかった。
この投稿に対し、こちらも今季限りでの日本ツアー引退を表明しているイ・ボミ(韓国)が韓国語で「最後までファイティング!!!!!」というメッセージを送るなど、同じフィールドで戦ってきた選手たちも反応している。容姿端麗で、身長172センチとモデルのようなスタイルから“8等身ゴルファー”とも言われたチェヨンが、ここから残りわずかとなった現役生活を過ごしていく。