2021年11月の最終プロテストにトップで合格したルーキーは、プロ1年目から大注目を浴びた。尾関彩美悠(あみゆ)が9月「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で逃げ切り、ツアー初優勝。あどけなさが残る19歳が大仕事をやってのけた。
「しっかり実力を発揮できるように」 ルーキーイヤーでツアー初V、尾関彩美悠が見つけた課題とは?【開幕戦注目選手】
3月2日から始まる「ダイキンオーキッドレディス」で新シーズンが開幕する国内女子ツアー。そこで今年の注目選手の意気込みやオフの様子を本人のコメントとともにお届けする。今回はルーキーイヤーで優勝を飾った尾関彩美悠。
配信日時:2023年2月21日 02時45分
2021年11月の最終プロテストにトップで合格したルーキーは、プロ1年目から大注目を浴びた。尾関彩美悠(あみゆ)が9月「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で逃げ切り、ツアー初優勝。あどけなさが残る19歳が大仕事をやってのけた。
吉田優利とトータル12アンダーで並んで迎えた最終18番。ラフからの2打目を1メートルにピタリとつけ、パーパットを残した吉田より先に、このウイニングパットを決めた。尾関自身も「特に印象に残っている」と話すこの場面は、新人離れした精神力と存在感を示したシーンだった。ファンの脳裏にも焼き付いているはずだ。
それでも、まだプロ1年生。初めてのツアー参戦で、「ショートゲームの技術をもっと上げること」と課題は明確になった。昨シーズンのリカバリー率は56.8765%で83位、サンドセーブ率は40%で53位、パーセーブ率は83.2593%で65位。このオフは沖縄で体力強化のトレーニングに励みながら、コツコツと苦手克服の技術アップにも取り組んでいる。
快挙を成し遂げて迎える2年目の目標は、もうワンランクアップ上の「複数回優勝」。昨シーズンは同期の川崎春花が先に優勝を飾り、その「悔しさ」を発奮材料にして勝利に変えた。「開幕戦のダイキンオーキッドから、しっかり実力を発揮できるよう頑張ります」。2003年度生まれの注目世代を、我先にと言わんばかりに、引っ張っていってほしい。
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